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注文住宅 千葉県柏市 涼温な家 水戸工務店

The history of MITO  02

家づくり、人づくり

家庭のやすらぎに飢えていた私は、絶対にあたたかい家庭を築こうと心に決めていました。おかげさまで明るくて働き者の伴侶を得て、4人の子どもと大勢の孫にも恵まれました。頑固で無茶ばかり言うと子どもからは言われますが、私なりに家族の状態に心を配っているつもりです。なぜなら、家庭がしっかりしていないといい家は建たないという思いがあるからです。

考えてもみてください。いつも夫婦喧嘩ばかりしている大工が、お客様が夫婦仲よく暮らせるようにと、様々な工夫をすることができますか?私は、家にはつくった者の心の状態がにじみ出ると思うのです。だから家族はいつも仲良く、みんなが自然体でいられなくてはなりません。幸いうちは家族も多いし、そこに職人たちも加わっていつもにぎやか。常に人のぬくもりを感じている孫たちは、心もおだやかです。大勢の中で自分らしく振舞うという術もいつの間にか身につけているようです。

最後になりましたが、これからの私の課題は若い人材を育てることだと思っています。

私の時代のように厳しい修業は、いまはもう無理。けれども、日本の国が営々と培ってきた建築技術のすばらしさは、ぜひとも守り継いでいかなくてはなりません。

国土交通省バックアップの国家プロジェクト『大工育成塾』の受け入れ工務店として、若い塾生を預かり、現場の仕事を身につけさせているのもそのためです。以前、塾生としてやってきていた山田真美という女性が、卒業後、正式に水戸工務店の大工となり、さらに当社の大工と所帯を持つことになりました。その後に大工育成塾より預かった関根大貴も、育成塾卒業後、水戸工務店就職しました。これはとても嬉しいことです。志ある若者たちに、後を追いかけてほしいと思います。

家づくりという仕事は、人間をひと回りもふた回りも大きく育ててくれる仕事。

そして、人の心の痛みを癒したいという気持ちを芽生えさせてくれる仕事。

そう、どこまでもやさしかった母のように―。

私はこの仕事につけたことを、心から幸せに思い、感謝しています。