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二代目社長・ 小林弘典のビジョン

新・我ら水戸ファミリー 二代目社長小林弘典のビジョン

父・小林良三の後を継ぎ、代表取締役社長として水戸工務店を率いる弘典。情報収集力とコミュニケーション能力に長けた弘典は、時代の求める住宅の研究や、水戸工務店の家づくりを周囲に正しく伝えることが、自らの役割と位置づけている。弘典の考える、新しい時代に向けての水戸工務店の家づくりについて聞いてみよう。

1回の家づくりで
心から満足して
いただけるものを社長 小弘典

主眼は快適なゼロエネルギー住宅

家を持っていることそのものがステータスだった時代は過去のものとなり、住まいとはどうあるべきか、国を挙げて真剣に議論される時代がやって来ています。そんな状況のもと、住まいに関わる政策への対応がスムーズにできない住宅会社は淘汰されていきます。そういうことのないよう、私たち工務店も様々な情報を収集し、その中からお客様にとって有用なもの・そうでないものをしっかりと判断してお伝えする能力を磨いていかなくてはならないと考えています。

正直言って、私には父のようなカリスマ性はありません。その代り、人とつながる力はあると思っています。現在は「JBN次世代の会」など自分のアンテナに触れる集まりに参加して、交流の中から、お客様の役に立つ最新の情報を得ることに努めています。いま注目しているのは、「いかに省エネで快適に過ごすか」と「創エネ」。すなわち快適なゼロエネルギー住宅です。省エネや創エネについては、本物のゼロエネルギー住宅を提供するにはどのようにすれば良いのかという意識のもと、海外の視察を行うなど、真剣に検討しています。

水戸工務店だからできる“リノベーション”

もう一つの大切なテーマは「中古流通」。中古住宅の売買は、これから大きな波となる重要な要素です。

家の棟数が、世帯数を越えてしばらく経ちます。空き家が増え続けている現在、新築だけを建てるのが正しい方法とは言えません。当社が考える中古流通は、技術と経験が豊富な工務店ならではのアプローチで進めています。つまり、省エネ改修、耐震改修はもちろん、すべてを壊すのではなく、使えるところは残し、コストを抑えつつ新築住宅並みの性能を持たせる「リノベーション」という、現在と過去のつくり方を熟知した我々ならではの方法論です。

もちろん新築で建てるものは、今後100年の間、住まい手が快適に生活できる仕様・性能でつくることは必須です。快適な住まいは健康も守り、エネルギーも無駄にしません。現在乱立する「とりあえず雨露をしのげれば」という住まいは資産にならず、環境破壊となることさえあるのです。

昔から“家づくりは3回やらないと満足できるものにならない”と言われてきました。しかし、水戸工務店では“一度建てたら3世代が住める家づくり”をモットーにしてきました。それが意味しているのは、1回目の家づくりでお客様に「もしこうしていたら」という思いを残してはならないということです。そのためにはゆっくりと時間をかけて、お客様に心から納得しながら取り組んでいただけるような家づくりの環境を、私たちがご用意しなくてはならないと思っています。

社長・弘典のパートナー

の思い

成長し、魅力的になっていく工務店を夢見て

パートナーの弘典が社長業を引き継いだことで、私もこれからの水戸工務店はどうあるべきかについて、弘典とともに考え、様々なことを打ち合せ、決定していかなくてはならない立場になりました。父母が力を合わせて水戸工務店の信用を築いてきたように、私たちも協力しあい、より魅力的な会社にしていきたいと思っています。

私自身、水戸工務店のつくる、本格的な大工の技に裏打ちされた木の家が大好きです。家を見てもらえれば、その魅力の大半は伝わると思っています。しかし、それだけではお客様へのサービスとしては不十分。やはり、どのような考えに基づいてその家が建てられているか、次世代の家としてどのような工夫が凝らされているかなど、目には見えない部分の情報をしっかりとお伝えしていくことが、工務店の重要な役割だと思っています。お客様が心から納得して、家への愛着が年々深まるような住まい方をしていただけるよう、夫とともに頑張ってまいります。どうかご指導の程、よろしくお願い申し上げます。