お住いのマンションは１階部分で、床コンクリートに直接フローリングが貼り付けてある、直床貼りという仕様になっています。

しかも無断熱なので寒さを感じる時期は足元が冷え込み、暖房をしている室内の上下温度はかなりの差があります。

仮に室内温度は快適でも床面が冷えていると、体感としては決して快適にはなりません。

下階に居住スペースがある場合は、下階の暖房の恩恵が受けられるので、床面の断熱は考える必要はありませんが、今回は１階部分でしかも無断熱なので断熱ボードと床暖房を入れていきます。

既存フローリング

床材をはがさずに既存床上に断熱ボード・ゼットロンに専用のボンドを全面塗布して貼っていきます。

断熱ボード・ゼットロン12㎜

ゼットロンの上にフィルム式床暖房の位置出しをした後に専用ボンドでノリ付けしていきます。

床暖房はフィルム式なので床面に余計な厚みが出ることはなくマンションリフォームに最適です。

直床用床暖房・プリマヴェーラネオ

1階部分ではありますが、マンションの規定で床材は防音LL45という性能が必要になり、選べる床材に制限があります。

今回は床暖房仕様の直貼りフローリングを選定しました。

フローリング

リビング床暖房

断熱ボードの施工範囲は、温熱環境向上のために床面全体とします。

床暖房施工範囲は、LDKと洋室3か所の範囲となりました。

一般的に電気式床暖房は、電気カーペットと同様に電源を入れている間はずっと電力を消費しランニングコストがかかります。

しかしプリマヴェーラネオは、床暖使用時にコントローラーが温度を感知し、設定温度に合わせて電源のON、OFFを自動で繰り返えし、従来の電気式床暖房に比べると省エネ型といえます。