リビングのTVを壁掛けのご希望でしたのでまずは下地の補強工事からのスタートです。

壁の骨組みが軽天材で強度が不安なため、一度壁を解体して木で軽天を補強しながら壁掛けTVとローボードの下地補強をしています。

壁掛けTV部分は重量がかかるため下地は構造用合板の24㎜厚のものでしっかり補強しなければなりません。

飾り棚は壁の中でしっかり固定してあるので重いものを載せても安心です。

下地ができたので内装の仕上げ材として空気をきれいにする効果のあるエコカラットを張っていきます。

エコカラットの中でも比較的に小さいサイズのものを一枚ずつ張っていくので手間はかかりますがその分仕上りは高級感があります。

専用のボンドで一枚ずつ曲がりが無いようまっすぐに接着していきます。

次にTVローボードを強度の高いタモ材を使って造作加工しています。

建具のおさまりを考えながらどんなサイズでもぴったり造れるところがオーダーメイドのいいところですね。

作業場で加工機や手刻みで造作加工して組み立てています。

建具は、無垢材で高級感のあるタモの3層フローリングを張り合わせてから、設計したサイズに合わせて造ります。

そりや曲がりが起こりにくいように木の目や反りを見ながら組み立てることが重要です。

オーディオが入る部分はリモコン操作と排熱ができるように横ルーバーの仕様にしました。

既存の家具と色を合わせ塗装をしてTVボードの完成です。

食器棚も造作してリビング全体の雰囲気を合わせています。

食器棚の建具は取っ手などつけずに、溝堀加工をしてすっきりとした扉に仕上げました。

完成写真につづく