4月1日から消費税が8%になりました。
先月までは駆け込み需要、職人不足などで、各現場は大変混乱していました。
この混乱に拍車をかけたのが、2月に降った2度の大雪です。
一部の住設メーカーでは、倉庫、工場が壊れ、商品不足が起き、
3月引渡しができない状況が多発しています。

当社でもキッチンのリフォーム工事が入っておりました南柏のT様邸は、明日システムキッチンが
入ってくる時に2月の大雪でリクシルのシステムキッチンの工場が潰れ出荷できなくなり、
やっと4月15日にキッチンが入る事になりました。
T様、本当にご迷惑をおかけいたしまして、申し訳ありませんでした。

「PM2,5が話題になっていますが、発生源である中国で対策が様々立てられていますが、
対策の一つとして、木材の伐採規制が導入されました。
中国の一番大きな産地である、黒竜江省では、4月以降は伐採量が対前年比で8割の削減との
話があります。
一昨年はロシアが伐採の規制を強めた影響で、ナラ、カバなどの製材品が高騰しました。
今年は、タモ、ナラ、カバなどの寒冷地で育つ、広葉樹が高騰すると言われています。
4月以降の価格がいまだに出てきていません、パインやタモの集成材の価格が出ないうえに、
床材などの価格は時価との話になってきています。 (寿司屋じゃないのに話になりません)
中国フローリング工場は10年前くらいから世界の工場と言われ、米材、北洋材、アフリカ材など
世界の木材が集まっていましたが、最近はベトナムにその役割がうつっているようです。
経済情勢により、その役割が変化していくのは当然でしょうが、変化のスピードが速すぎて、
なかなか対応が難しくなってきています。」
(ウッディワールド㈱ W.World newsより)

先日日光で製材業を営んでいる社長が事務所に来て話されましたが、2月の大雪の影響で林業関係の被害は深刻なようです。
雪の降った後の雨の重さで立木が割れ、夜中にバリバリッ、ボキボキッとものすごい音がして、
山の中の木が立ったまま割れて使いもにならない、元の山に戻るのに何年もかかる、
ひどいもんだよと言っていました。

今地球の自然環境が私たちに何事か教えようとしているのではないかと考えさせられる。
私の野菜作りも昨年の夏は日照りと水不足で不作でした。
このところの異常気象による集中豪雨や洪水、強風による竜巻の被害など自然の猛威の前に人間は何をする事も出来ない弱いものだと感じます。