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上棟に思うこと


今日は柏市で上棟がありました。

お施主さまはお若い方ですが、3年前より当社にたびたび訪れていただいて居り、ついに上棟となりました。

当社では上棟の祝詞をあげるときにお客様に棟まで登って頂いています。
今回はご主人と、息子さんが登られました。
(奥様は高いところは苦手だそうです。)

最初のご感想は、
「本当に柱がたくさんありますね、最近気になって建築中の現場をたくさん見るのですが、こんなに柱がたくさん建っているところは見かけないです。」
と、とても満足そうで、ほっとしました。

当社の材は産直材を主に使用していますが、こちらで使った材も岐阜県の東濃桧です。

写真 「東濃桧 神宮備林の森」と銘打ってあります。
伊勢神宮建築にも使われる山の木です。

また、お客様に安心していただけるように、全ての柱に強度を示すヤング係数と含水率を一本一本グレーディングマシンにより、調べて刻印しています。
当社で使用する無垢材は一般的な集成材より強度が高いものがほとんどです。

日本で使っている材料の多くは、海外、国内とも産地が不明なものが多いのが実情です。
当社ではトレーサビリティ云々が騒がれる以前より、産地を指定した産直材にこだわりがあります。

日本の良い産地は木を切ったら植え、育てるという循環で環境に貢献しています。
安心で丈夫、子や孫の代にまで自然を残すため、産地とつながる家造りを続けてゆきたいと考えています。

最後にお客様に、「この柱は何年くらいの樹齢ですか?」と聞かれました。
この家の柱は、約70年ものがほとんどです、と答えると、
「なら、それくらいはこの家を持たせなければなりませんね」と仰いました。

もちろん、そのための家造りであり、適切なメンテナンスも出来る家です。
これからもいい家を造り続け、引渡しの住んだ家も、見守ってゆきたいと考えています。