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化学物質低減住宅の実験棟を見学してきました。


ケミレスタウンプロジェクトってご存知ですか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いわゆるシックハウスのない住宅と言うのを目的に、行なわれているプロジェクトです。

当社、水戸工務店の本社がある柏市で、千葉大学が中心となって行なわれています。
ケミレスタウンについて、詳しく知りたい方はケミレスタウンプロジェクトで検索してみてください。

ここでは、千葉大学の考えに賛同した企業が実験棟として実際に建物を建てており、

ゆくゆくはそこにシックハウスの患者を滞在させて、その経過と効果を見てゆこうと言うものだそうです。

この実験棟を建てている企業は、
株式会社高千穂・株式会社無添加住宅 (株式会社NRAハウジング施工) ・積水ハウス株式会社・東急ホーム株式会社で、
水戸工務店では、シラスそとん壁、中霧島壁でおなじみの株式会社高千穂に協賛しています。

先日この高千穂の家の公開がありましたので、見学してきました。
ケミレス、と言う言葉に偽りなく、その構成素材のほとんどが自然素材のみを使って造っている家でした。
「ほとんど」と言うのは、現代の生活の必需品である、電気配線や、スイッチプレート、ウォシュレット、配水管等はケミレスでは不可能だからですが。

床と天井は杉、壁は白州 (シラス) 、建具は栗を、カウンターや上がり縁にはタモを使っておりました。
接着剤は膠 (にかわ) 、塗料はべんがらと、徹底していました。

高千穂の案内の方は、家の中に入って、「匂いがないでしょう?」と仰っていました。
私は鼻が利くほうだと思っていますが、においに関しては当社で造る家と変わらないレベルですね。
と言う事は、健康的に過ごせる家だと思います。
そのような家が住み心地のいい家としては当たり前だと思いますし。
おまけに窓は全開でした。
ちょっと肌寒い日でしたので、窓は全閉にして様子を見せて欲しかった。
窓が全開ではにおいも何もないですね。

外観はそとん壁とべんがら塗装、屋根はガルバリウムかステンレスですね。
雨水をためる雨水利用システムも在りました。

内観は床は杉、壁は中霧島壁のビオセラ、特徴は和の空間は座って過ごすと言う事で天井高が低く抑えてありました。

面白かったのはこれです。
快湿君といって、床下に水をためる場所を作り、加湿すると言うものでした。
床下に水溜りを造る点が気になりましたが、アイデアとしてはいいかな。
その水が汚くならないように管理は必須だと思います。

見学の後、積水ハウスと東急ホームの案内看板のみ見てきました。 (主な取り組みが表示してあります)
低VOCやら、花粉除去シャワー、浄水器の案内等が主な取り組みでした。
大手ハウスメーカーの家はケミレスタウンに関係薄いなぁ。