先月末、協同組合東濃地域木材センターにて、地域型住宅ブランド化事業のグループ募集の説明会に参加しました。
会場は木材センターの中だったので、ついでに材木置き場を見て歩きながら、当社で使えるような良い材を選んで色々と買ってきました。

この地域で産出される桧材は東濃桧と言われ、昔はとても高価なものでしたが、今は結構お値打ちで買う事が出来るのでお施主様にご提案をしてぜひ使って頂きたいと思っています。

当社では、若い大工を育てているので全部プレカットで加工せずに、こうした産地直送の素晴らしい桧材を使って作業場で墨付けから鋸やノミ、鉋を使った刻み仕事をさせています。

何も出来ない素人のような所から職人と言われるような立派な大工さんに育てるのは何年もかかるので、大変な根気が必要です。

匠の技術と簡単に言われていますが、学校の教室で何十人も一度に1+1=2と教えるような訳にはいかない。頭だけでは覚えられないんですよ。

毎日毎日同じことを繰り返しながら体で覚え、自分のものにするんです。
これから先数年で大工さんや他の職人などがどんどん少なくなって、大変な時がもう迫って来ています。
その為にも私は一人でも若い大工、職人を育てて、世の中に恩返しができればと思っています。