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昨日の嬉しかった省エネのお話です。


昨日は東京お江戸日本橋亭に薩摩琵琶と平家物語を聞きに行きました。
薩摩琵琶の音は、まだ聞いた事がありませんでしたので、こういう機会が得られて良かったです。

 

 

 

 

今年5月頃に築28年の住まいの全面リフォームで断熱改修させていただきました柏市のS様の奥様が「耳なし芳一」で語りに出演されるとの事でした。

妻と二人で平家物語の壇ノ浦や耳なし芳一を、薩摩琵琶の悲しげな低い音かと思えば、三味線の音色のような何とも言われぬ語りと音の世界を感じてきました。

「耳なし芳一」を書いたラフカディオ・ハーンこと小泉八雲はギリシャ生まれ。
アメリカに渡り、雑誌記者等を経て1890年日本へ来ます。
その後、今の島根大学の英語教師になって小泉節子と結婚し、日本へ帰化して、小泉八雲と名乗り、東京帝大でも教鞭をとっています。

琵琶と言えば耳なし芳一といわれる位、有名なお話です。
昔赤間が関の阿弥陀寺に芳一と言う琵琶の名手がいました。
目の見えない芳一の語る琵琶は聴く者を震撼させ、特に壇ノ浦のくだりになると皆、落涙を禁じえない程、真に迫って来ます。

そして、ある夜芳一のもとに武者らしき者が訪れ「自分の仕えるご主人が琵琶を一曲聴かせてほしいと所望されるので迎えに来た」と言うのです。
この武者らしき者が、壇ノ浦で滅んでしまった平家の亡霊でした。

そこへ琵琶を聞かせに行くようになってから、急激にやせ細っていく芳一を 和尚さんが心配して、芳一を裸にし、全身に般若心経を書きましたが、耳だけ文字を書くのを忘れてしまいました。
やがて又、亡霊がやってきて芳一を探しますが耳だけしか見えません。
この耳を引きちぎって亡霊は帰って行きました。
その後芳一は日本一の琵琶の名手として有名になった。と言うお話です。
子どもの頃に読んでもらった本を思い出す懐かしい時間でした。

薩摩琵琶の余韻に浸りながら出口の所でS様とお嬢様にお会いしました。
S様が、「この冬は灯油もガスも使わずエアコンだけでとても暖かくて快適ですよ。」と笑顔で話されました。
今度はお嬢さんが「光熱費も前から比べると半分以下で助かっています」とおっしゃいました。
でもこの前お風呂のシャワーが出なくなってしまって困ったとの事。
S様の家はオール電化に改修したのでお湯を沸かすのはエコキュートです。
お風呂からシャワー、キッチン、洗面所まで全部使って1ヶ月約1000円位ですから、家計にもかなり省エネですよね。
私はお嬢さんに「お風呂や洗面所でお湯を使う時は出しっぱなしにしない事」と言っておきました。
素直なお嬢さんで「はい、わかりました」とニコニコしていました。