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暑かった夏も過ぎ、大きな台風も来ないうちに今年の稲刈りが終わりました

初めての農作業の事を思い出すと小学校の3,4年生になると畑の草取り、麦踏み、稲刈り、取入れのあと収穫した物をリヤカーに乗せて運ぶのが私達兄弟の仕事でした。

暑くなると雑草はどんどん伸びるので、夏休みの間は朝の涼しい時間に畑の草取りをさせられました。
子供の頃は嫌でした。他の家の子供は皆遊んでいるのに自分達は農作業の手伝いでした。母がお前たちが手伝ってくれるから助かるよと笑ってくれた顔を思い出します。

今この年になってあの頃自分から進んで農作業の手伝いをしておけば母がもっと喜んでくれただろうと反省しています。
秋の収穫が終わると、これで農作業から解放されると思ってウキウキしていたなぁ。野良で食べる母の作ってくれた握り飯も楽しい思い出である。
子供の時は大嫌いだった農作業の手伝いでしたが、今自分の田んぼ4反歩、畑5反歩を耕作できる農家になりました。
三つ子の魂百までと言いますが、子供の時に嫌々させられていた事が、今自分でやりたい事になりました。人生はわからないものですね。

農業を始める前は、農家の方は毎年同じ米作りをしているので、米作りは誰にでも出来る易しい事だと思っていたが、数年前に私と同年代の農家の方から聞いた話ですが、「俺この年になって自分で米を作ったのはまだ30回目だよ」と言っていました。
一年に一回で30年か~。この時の言葉に深いものを感じました。

集中豪雨やがけ崩れ、水不足による被害、竜巻、突風…この所の天変地異のおこる自然を相手に農作物を作るのは簡単ではないと思うが、今の日本の若い者は汗を流して、物を造る仕事を嫌う傾向にある。
物づくりの出来ない国は滅んで行く、机の前に座ってパソコンを動かすだけでは物は作れない
若者よ、汗を流して物づくりをしよう!体を使って働こう!