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東濃檜、神宮備林の森ツアー その4

神宮備林の森を後にして、植林を行う山に移動しました。

今回植林を行わせていただく山を提供していただいたのは、岐阜県加茂郡東白川村 株式会社 山共様です。

今回は、植林だけの予定でしたが、山共様の御厚意で、伐採の様子も見せていただきました。

樹齢70年の木をチェーンソーで切り進んでいきます。
倒れる先に木が立っていると伐採される木も立木も傷ついてしまいます。

その後、忙しかった今日の最後の目的地、協同組合東濃地域木材流通センターに向かいました。
ここは当社で桧などの材を仕入れている市場で、膨大な量の構造材、仕上げ材が集まるところです。
特に桧の質の良さが際立ちます。
さすがに桧の国、ですね。

一尺角、八寸角の大きな桧や欅の通し柱が並んでいます。
値札が張ってあるので、お客様には気になるところでしょうか (笑)

当社の社長はこのときに決まって言う事はがあるんです。
「この価格に送料と造作手間が掛かるんだよ、こんな柱は (欅の一尺角6mもの) 4人程度じゃ動かなくて刻めないから、その手間も考えてね。」

この市場で買った柱などは、送料、施工込みで、大体値札の倍くらいになる、というのが相場でしょうか。
もっとも、この値札はこの市場の価格であって、地元で買ったらそれだけで倍以上しますが。
そもそも、こんな材料を置いてある材木やさんはほとんどありません。
だから良いものは自分で買い付けるしかなかったんですね。

そういった苦労をしていたからこそ、良い材料の産地とも直接付き合えるようになりました。

今回の東濃檜の旅はこれにて終了です。
また、来年の5月ごろに行く予定です。

もし行きたい方がいらしたら、声をかけてください。
この旅は商売っ気を出してないので、大歓迎です。

これからの林業のあり方、その木を使った家の住み方、そして家そのものに大変な愛着を持つことが出来るようになると思います。