松戸市 S様邸 上棟に向けて古材利用の木組み墨付け刻み開始しました。
2017 / 06 / 07 水戸工務店ブログ
目次
こんにちは、有限会社水戸工務店 副社長 大工棟梁の小林辰成です。
現在お父様がお住まいの家を解体して、新たに2世帯に新築する建て替え工事となります。
まずは新築するに当たり家の解体工事が始まりますので、解体屋さんが家を全て壊してしまう前に使えそうな材の下見に来ました。
子育てや成長を見守ってくれた、大切な想い出がたくさん詰まっている家だからこそ、すべてを壊すのではなく一部分でも新しい家にお引越しすることで、住む人がさらに快適に暮らしていただけるのではと言う想いで心を込めて古材を再生します。
和室の床柱には紫檀が使われていました。
これはいいですね。
床の間付きの和室はその家の格に当たる部分で、床柱はまさに主役です。
長押や押入れの棚の掘り込みなどは有りますが、柱の配置、向きを見て、彫り込み跡がなるべく目立たないよう考え、新しい家でも主役になる部分に使いましょう。(笑)
加工前に細かい釘を抜いていきます。
しっかり見て抜いてよ。
玄関上がり框 無垢の紫檀だったので、こちらもきれいに取り除いて新築の玄関上がり框に使用します。
岐阜県産 東濃桧の梁
真っ黒なのは、こちらの気候になじませる為、山から買ってきてすぐに使うのではなく寝かせて有ったからです。
そうすることで無垢材のねじれ、反り、曲がりを出にくくします。
削ると桧の香りと白木のいい色が出てきます。
その他にも、差し鴨居や、桧の太鼓梁りを使った化粧木組み等、大工の技術を要する仕事が沢山あります。
立派な棟上げになるように張り切って頑張ります。
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作成者 : 水戸工務店