当社布施作業場近くのI様邸の工事がだいぶ遅れていましたが、建築確認が下りてきたので解体工事に入りました。
業者に解体工事の連絡をして発注したところ、「すぐ出来ます。工事に入らせてください。」との事でしたので、I様にご連絡をしたら「まだ倉や下屋 (げや) の片付けが済んでいないの」と言われました。しかし業者が「片付けのお手伝いもします」と言うので解体を始める事になりました。
現在は解体工事も少なくなっているのか、業者の方も親切、丁寧に仕事をするようになって良かったです。
この辺りの農家で建て替えをする場合、古い家に使われていた柱や梁丸太等を新築する家のどこかに何代にも渡って使用するような風習があるので、解体した倉の下屋のひさしに使ってあった太い丸太桁を今度の新築する家の棟木に使う為に取り外してあります。

I様邸は古い農家です。
台所や浴室、トイレも母屋から離れた場所にあり、畑仕事をして帰ってきて地下足袋をぬぐ事なく食事ができるように造ってありましたが、今年春に台所はシステムキッチン、浴室はユニットバスにして洗濯も母屋で出来るように改築したので、おばあちゃんもお母さんも「今のものは何でも便利になってるんだね～。とても楽になったわ。」と喜んでいただきました。

このあと地鎮祭をして、基礎工事に入ります。