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【ただ今建築中】杉板貼りで外壁を施工中です①

柏市S様邸では外壁を自然素材・杉板張りで施工していきます。
外壁・杉板張り工事を始める前の下準備を開始しました。

外壁に木の板って耐久性はどうなの? すぐに腐りそうで心配等いろいろな声があると思います。

答えは、はい腐りますよ。(´;ω;`)

ただし‼考え無しに貼った場合はです。

木を外壁材として使用するのであれば、まずは木の特性を理解して工事を行う必要があります。

つまり作業をする大工さんの知識と腕が必要不可欠なのです。

そこをクリアできれば環境に超優しく高耐久、見た目も木ならではの趣のある、いい意味で目立つカッコいい外観の家になるのです。<(`^´)>

ちなみに外壁のようにぬれてもすぐ乾く部分ではなく、ウッドデッキや濡れ縁のようにぬれても乾きにくく、湿気に近い場所に無垢材を使う場合には、毎年、塗装をしても、注入材を使用したとしても残念ながら10年でやり替えです。(´;ω;`)こういった場所にはウリンなど腐らない木を使用しましょう。

↓ウッドロングエコどぶ漬け作業中

まず初めに塗装工事です。

木材を長く保護するための下準備として塗装材を選び、塗布していきます。

木材塗料としては多種多様で様々な塗料がありますがその中でも最も自然に近く、コストパフォーマンスに優れているウッドロングエコという塗料を選択しています。

特殊な粉末を水に溶かし、それを塗ることで木に腐朽菌を付きづらくする天然由来のほぼ水のような塗料です。

ウッドロングエコの効果をより発揮させるために、液体をためるプールを造り、                     杉板をどぶ漬けして板にしっかりとしみこませています。

 

↓ ウッドロングエコどぶ漬け直後の色

少しだけ色が付いた感じです。

どぶ漬け後にいったん立てかけて余計な塗料を受け皿に戻し、受け皿に残った塗料をプールに戻すを繰り返していきます。

 

↓ウッドロングエコどぶ漬け2日後の色

濃いグレー色に変わりました

この後外部に貼り、雨などに当たる事でシルバーグレイに変化し、落ち着きのあるかっこいい外壁になります。

下処理終了です。(‘◇’)ゞ

しばらく作業場で寝かせて自然乾燥させてから外壁工事に入ります。

(小林辰成)