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現場検査にて

先週に行った、習志野市のK様邸の現場検査でのことです。

現在の法律では、最低限必要な検査として瑕疵担保保険付保住宅の検査を受ける必要があります。

これは欠陥住宅などの場合、住宅会社での補償を受ける事が前提でありながら、建設会社が倒産などで補償を受けることが困難になった例が多発したために、住宅会社の補償ではなく、保険法人による保険付保が義務付けられたために必要となった制度です。

大多数の善良な業者には単に余計な費用の掛かる制度ですが、一部の悪徳な業者からの被害を減ずるために出来ました。
検査の立会いのため、余計な手間を取られるようになりましたが、、、と言うグチは置いておきます。

瑕疵担保保険の検査は、一回目の基礎の鉄筋の状態と、2回目の筋違などの耐力壁や、耐震金物の施工状態などをチェックします。

K様邸では、今回2回目の検査でした。
当社では日本住宅保証検査機構 (通称JIO) の保険に加入しており、検査員はJIOから派遣されてきます。
ただし検査員はJIOに加盟している一般の設計事務所の建築士の方々です。

一回目の検査と同じ方が来られましたが、一通りの検査の後、検査員の方が「ここの現場に来るのが楽しみだった」と言うのです。
「基礎の鉄筋の時から強固で立派な基礎だったので、建物はどんなものが建つだろう、と思っていたのですが、想像以上でした、目の保養になりました。」と言ってくださいました。
そのあとも、「検査と関係ないのですが、今後の参考に写真を撮らせてください」とあちこちの写真を撮られていきました。

検査員としていろいろな建物を見ている方ですから、うれしく思っていると、「水戸工務店さんは有名ですよね」と続けられました。
検査員のネットワークの中で、名が通っているらしいのです。
うれしいながらも、下手な仕事はできないな、と改めて考えさせれらた出来事でした。

実は、このK様邸、同じ日にもう一回検査がありました。
フラット35Sを使うため、耐力壁、金物の検査の、中間検査を行いました。
こちらの検査は、建築確認申請などを降ろす、確認検査機関の検査員が行います。
こちらの方も強度表示してある無垢の桧柱を見ては「すごい強度が出てますね」、梁組の太鼓梁や丸太の棟木などを見ては、「いまどき丸太はどこも使わないのに見事ですね」さらには、「こんな家に住みたい」などと大絶賛!?頂きました。

 

 

 

 

 

ちょっとこそばゆい一日でした。