TOP >  省エネリフォームを含めた大規模改修を行ったお宅に、冬の住み心地感想を頂きに伺いました。

省エネリフォームを含めた大規模改修を行ったお宅に、冬の住み心地感想を頂きに伺いました。

先日、9月にお引き渡しが完了した、断熱改修を含めた大規模リフォーム工事を行ったお宅に、完成写真の撮影と、住み心地体感の感想を聴かせていただきました。

こちらのH様邸は、25年ほど前に建築された家で、和室の作りなどを見る限り、大工さんの技術は見事なものでした。
ただ、相応の年代の建物ですので、断熱性能は悪く、隙間風などから、冬は厳しい生活を強いられていました。


また、間取りも和風の昔ながらのもので、いわゆる田の字型プラン、現在の生活スタイルを考えると使いやすいとは言い難いものでした。

ご依頼人のH様はこの家から出られていて、別の場所で暮らされていました。
しかし、お父様が亡くなられ、広いお家にお母様とお姉さまの女性二人で過ごされているのを心配されて、H様ご家族との2世帯住宅にすることを決断されました。

そこで私ども水戸工務店にリフォームの相談に来られました。

私たちで行った提案は、5年10年といった短い期間住むのではなく、終の棲家としても良いように住まわれるのですから、断熱改修、耐震改修を含めた性能向上リフォームを行うことでした。
また、使いにくかった1階の屋根の上にあった物干し場を、屋根を解体して通常のバルコニーの様に使いやすくするなど、生活感を向上するための提案を行い、結果、当社にご依頼頂くことになりました。

私たちは知らなかったのですが、他社にも相談に行かれていたとのこと、そんな中で当社を選んでいただいた理由は、「提案が良かった」とのことでした。
もちろん提案が良いだけではいい家になりません。
提案に伴う、それを実現する技術が必要です。

水戸工務店では大工さんを自社で育てています。
育てている理由は、そうしないと当社が求める家造りが出来ないためです。
本物の木造住宅には技術が要ります、構造や断熱をいじるリフォームならなおさらのことです。
今回のH様邸のような仕事を行うには、構造、断熱気密、防水など、大工さん自身が熟知する必要があり、そういった高いレベルの大工さんは少ないのが実情です。
責任を全うするためには、技術力の維持が必要なので、大工育成に力を入れているのです。

そして今回、無事リフォームが完成して、お引越しされたのですが、引っ越しの時期は暑くも寒くもなかったので、感想を後日、、、とお願いして、このたび改めてお伺いさせていただきました。

頂いた感想は期待を上回るもので、エアコンは朝だけ運転して、日中は使わないとのこと、それでも、とても快適に過ごされているようで一安心。
また、今まではものすごく寒いと仰られた、壁が三方向と屋根が外部に面している離れのような作りの、お母様の寝室、ここがすごく快適になったと仰られていました。
もともと日当たりのいい部屋ではあったのですが、それ以上に熱も逃げやすい部屋で、夜は寒くて仕方がなかったそうです。
それが今では、昼間の熱が夜まで続くとか、、、本当に喜んでいただけて嬉しい限りです!


快適なキッチンやお風呂、そして、自然素材をあしらったLDKはとても素敵な空間に仕上がっています。

築25年の家を快適にできた断熱リフォーム、今後の住宅ストック型社会に向けて、楽しく、そして意義のある仕事が出来たと思います!

H様、ありがとうございました。