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研修旅行先の福島・新潟で若い大工さんたちに見せたもの


1.四方柾目柱は→どのようにしたら1本の木から四方柾目の柱を取り出すことが出来るのか?

 

 

 

 

 

2.四方面皮柱とは→柱の四つ角に甘皮を剥き磨き丸太の材の皮部分を残した柱を製材してつくる柱

3.長さ30mに及ぶ吊り欄間は柱を立てずどのようにして下がらずに作ってあるのか→見えない部分に力垂木 (ちからたるき) または、桔垂木 (はねたるき) と呼ばれる材を使って下がらないようにしてあります。

4.長さ30m (16間半) の1本杉の丸太を明治の大工さんはどんな形で墨掛けをしていたのか知りたいものです

長さ30mもありますと墨糸を張って墨付けをするとなると、少しでも風が吹けば糸が動いて大きく狂ってしまうのです。
その少しの狂いもなく造ったのですから、明治の大工さんはすごいですね。

敷地8800坪に建坪1200坪、部屋数65を数える、純日本式の住まいでした。
回遊式庭園は京都銀閣寺ゆかりの庭師 (田中泰阿弥) の作で、5年がかりで作られたものです。
当時50人余りの人が働いていたため、毎朝60kg (1俵) の米を炊いていたそうです。

この豪農の館は私が職人として見ても、大工さん、棟梁の技術は目を見張らせる素晴らしいものでした。
時間があれば、昔の作り方などもっとじっくり、ゆっくりと見学して居たかったです。

福島県三川の将軍杉 (みかわのしょうぐんすぎ) の見学へ行ってきました。
根元の幹周り13.3m 高さ38m 樹齢1400年
1991年縄文杉を除いた杉の中では最大の幹周りを誇っていましたが、2001年には19.31mとなり日本一の太さになりました。 (環境省は、地上より1.3mの幹周りを凹凸に計測するそうです。)

阿賀野川の遊覧船では、ミス阿賀野川のガイドで楽しい40分を過ごしました。下船した時に記念に1枚写真を撮って来ました。

二日目は、三条つばめ市の地場産センターでは大工道具や包丁、刃物を買ってきました。
当社の大工達も目をキラキラさせながら見入っていたので、一緒に旅行に行きましたお客様に「職人さんはやっぱりこういうとこに来ると目の色が違うねぇ」と仰っていました。
確かに、鋸 (のこぎり) や鉋 (かんな) が飾ってあるショーウインドーにへばりついてましたからね。
その後、弥彦神社へ参拝へ行ったのですが、菊祭りは11月1日からとの事で残念でした。

宿泊した月岡温泉・ホテル華鳳は素晴らしい宿でお客様にも大変喜んでいただけました。
泉質は、美人になれる温泉らしく、すべすべさらっと、心地の良い湯ざわりでした。
嫁達は20代のお肌になった♪と喜んでいました (笑)