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福島県いわき市で仮設住宅を作っています。

水戸工務店では、社長、私を含め、大工全員で、震災復興応急仮設住宅工事のため、福島県いわき市へ行っております。

昨年の地震以降、私たちでもできることは無いかと忸怩たる思いでした。
もっと早く仮設住宅を手伝いたいと思ってはいたものの、さまざまな要因で実現できませんでしたが、
今回、最後の仮設住宅をつくる、と言うことで、思い切って参加させて頂きました。

仮設住宅にはいろいろと問題があるようです。
その一つが住み心地が悪い、と言う事です。
もちろん、普段私たちが作っているような最高の住み心地、と言うわけにはいかないと思います。
ですが、現状の仮設住宅は、雨漏りや隙間風など、もはや欠陥住宅と言ってしまいたくなるほどだそうです。

東北地方である福島以北で隙間風!?
気の毒と言う言葉では終われません。

今回私たちが作る仮設住宅は、工務店の全国組織、JBNで仕様を決めたもので、断熱性も高め、木の質感を出したものです。
もちろん、仮設住宅の費用は国が出しますので、予算を越えることは出来ませんが、その枠の中でも良いものが出来ると思います。
私たちも、良いものが出来るよう出来る限りの力を発揮したいと思います。

予定では、昨日、13日~23日の日曜日を除く10日間です。
時間が許せばもっと行いたいところですが、お客様の理解を得て、進行中の現場や、リフォーム工事などを遅らせているため、そうもいかないのがつらい所ではあります。

13日早朝に集まり、福島へ向けて5時に出発、早朝と言うこともあり、2時間弱でいわき市に

到着しました。
やはり福島は東北と言うことを痛感するのが寒さです。
防寒対策はしっかりしてきたつもりではありますが、寒いです!
動かないと凍えてきます。

13日は大工工事初日と言うこともあり、説明を兼ねた長めの朝礼があったのですが、これが結構つらい。
足袋を履いている職人は、足が冷たくて痛い、とこぼしてました。

一日曇りの日で気温は低めでしたが、仕事が始まると、ハードな作業ですので汗が流れるほどでした。

たくさんの大工さんが協力し合って、初日で約3棟の家の形が出来ました。
まだまだ建てなくてはなりませんが、形になってくるとうれしいものです。

私は打ち合わせや出張が入って、本日帰ってきましたが、社長と大工一同はまだ現場で作業中です。
健康に気を付けて頑張ってきてほしいと思います。