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空気質測定を行なってきました。

先週末に見学会を行なったM邸にて、空気質測定を行なってきました。
測定対象はホルムアルデヒド、アセトアルデヒドとトルエン、キシレン、エチルベンゼン、スチレンの6物質について行なっています。

当社で造っている家は、空気測定などしなくても、規制数値はクリアしています。
ですが、この工事竣工時に検査を行い、この家が住む人の健康に害を及ぼさないと言う事を確認しておけば、今後もしこの家で何かあったときは、その原因究明が速やかに行なえます。

すばやく対処できれば、シックハウス症候群なども最小の進行で止める事ができるのです。

当社は「NPO 健康住宅普及協会」の会員で、社内で2名がこの空気質測定員の資格を持っています。
測定方法は居室の床上1200ミリくらいのところにパッシブサンプラーを吊るしておくのですが、

私はカメラの三脚を使用して、高さを固定しています。

こまごまルールがあるのですが、その季節のもっとも気温の高い時間に設置し、24時間放置して、その後回収となります。

アップの画像です。 パッシブサンプラーは針金で固定しています。
金属が発散物が少なく、数値が安定するためです。

分析は信頼性の高いガスクロマトグラフ、高速液体クロマトグラフで行なわれ、
100万分の1以下の数値で測定するため、衣服についたタバコ等のにおいや二日酔いの人の呼吸でも間違った数値が (数値は間違っていないのですが) 出てきてしまいます。

当社で10年前より言い続けていることばですが、
「これからは段差などのバリアフリーはもちろん、温度差や匂いについてもバリアフリーが必要です」
空気質測定を積極的に測定し始めたのはここ1年ほどですが、室内環境の安心とはこのような事の積み重ねなんですね。