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縄跳び大会

朝、小学4年生の次男の縄跳び大会を見学してから出社しました。
個人縄記録会と長縄競技があるのですが、全てを見るのは時間が・・・と言うよりは、寒くて (苦笑)
小学校の体育館は何故あんなに寒いのでしょう?「体育館の作りようは、夏をむねとすべし」ですかね。
運動会時は暑さを逃れて体育館へ行くと、風が通ってヒンヤリと気持ちの良い場所のひとつです。

話を縄跳び大会へもどすと、寒い体育館に長々と居るのは辛いので、個人縄と長縄のどちらを見に来てほしいのかを次男に聞いたら、「だんぜん、長縄!!」と返事がきました。
見にゆくと・・・ハイスピードで回る長縄の中に、次々と子供たちがピョンピョンと入っては出て行くのが、確かに面白い!!

どのチームも目標回数を設定し、それをクリアするルールになっていました。
次男のチームは自信があるのか目標回数を一番多く設定しており、緊張とともにカウント開始。
3回トライの結果は・・・残念ながらクリア出来ず、でした。
緊張の中、いつもの調子が出ない子もいたかな、きっと。

ところで‥目標クリアに熱くなる雰囲気の中、トライ中にチームの一員が失敗すると遠慮なく責める子が数名見てとれました。
「なんだよ~!!」と面と向かって責める子がいて、そして責められて増々緊張したり目がウルッとくる子がいて。
低学年では見られない、そんな子供達の人間模様があらわれると、面と向かって責める子に対して場の雰囲気が、そんなに仲間を責めるなよ~と、いう感じになったのですが・・・
その時、怒られるという事についてを書いた、ある新聞記者の話を思い出しました。

自分が若い時は、毎日、怒られない日が無かった。
何故あなたは私を毎日こんなに怒るのかと、上司に思わず訴えたことがあった。
「伸びると思うから怒る。怒られているうちが花なんだ。」と言われた。
『何をいっているんだ、怒られる方の気持ちにもなってみろ!』と不服に思いながら、ただでは怒られてやるものかと感じるようになり、必死になった。
自分が部下を指導する頃になった時、何でもそつなくこなす新入社員が入ってきた。
怒られたことの無い彼女は、ある日私に注意を受けただけで、メソメソと泣き出してしまった。
以後、その部下を叱るのが億劫に思えた時に、昔上司に言われたことの意味が良く理解できた。

父兄が観戦している前でも、面と向かって遠慮なく責める子も悪くないのかなと思えました。
失敗に無反応というのも、実は怖いことですよね。
競技の結果にクールになれずに熱くなる彼らの態度も正当なのではないかと、低学年の縄跳び大会見学の時とは違うことを考えた朝でした。