TOP >  美しい地球を後世に残すために、我慢と共生。健全に生きる生物社会の掟。

美しい地球を後世に残すために、我慢と共生。健全に生きる生物社会の掟。

お金が儲かれば他はどうでも良い。という、今までの物づくりの考え方を見直したい。
社会問題になっている、企業のリストラや、派遣切り。
職を失って、住む場所の無い人たちが、この日本でも何万人もいる事には驚く。
大企業も中小企業も経営者は、生き残るために無駄を省こうとする。
今までの日本の物づくりは、「それいけドンドン主義」でした。
それが、今になってツケが廻ってきたのである。
本来仕事は、利他の精神でお客様に利益を与える事により、自分やその周りの人達にも利益が与えられるようになる。というものである。
大昔、エジプトの王様は、どうしてピラミッドを造ったのか。
私たちは、大勢の奴隷を使ってピラミッドを造ったと教えられました。
しかし、エジプト考古長官のザヒ博士の解説の中には、ピラミッドは奴隷をムチ打って造らせたものもあるかもしれないが、残っている壁画を見ると、家族を一緒に住まわせてピラミッド造りをさせていた様子も伺え、エジプトの民に仕事を与えるためにピラミッドを建設したと思われる。という。
20年位前 中国は、万里の長城を復元するために最新の設備や機械ではなく、お金を援助して欲しい。と言った事がありました。
それは、たくさんの人口がいる中国では、働く場所を提供する必要があるのだ。と。
また、日本人はドイツへ旅行に行くと、有名メーカーのカミソリを一人で10ケ、20ケと、大量に購入するため、すぐに品切れになってしまうそうです。
それでも、メーカー側はすぐに商品を卸そうとしないため、販売店舗では1ヶ月経っても在庫切れのままになるそうです。
日本メーカーならば、24時間稼動して大量生産し、すぐに納品しようとするでしょう。
ドイツのメーカー担当者は、「私たち社員やお店も、これで十分食べていけます。もし、生産を増やして、売れ残ったら困ります。」と言います。
節度をわきまえるドイツ人に対して、いかに利益を上げるかと競争してきた人達、物を大切にしない、物余りの社会は狂っていると感じました。
今や先進国で、自動車や家電製品、ブランド品の買い控えが起きている。
今こそ、物づくりを足元から見直すときではないでしょうか。