ただ今、柏の作業場では今月末に上棟のY様邸の刻み作業を行っております。

当社ではプレカット工場でも構造材加工を行っておりますが、丸太や隅梁、差し鴨居など、職人の手でしかできない仕事も多く行っています。

「構造体すべて手刻みで造ってほしい」と仰られる方も居られますが、コストは確実に上昇します。

ですが、昔ながらの仕事、いわゆる墨付けと刻みも常に行っていなければ、いつか技術は廃れていきます。
技術が廃れてしまってからでは、復活させるのは大変です。
また、将来のメンテナンスの時にも困ることになります。

そこで当社では、すべての家造りで手刻み加工の部分を入れております。

こちらのY様邸では、大きな丸太柱、太鼓梁、差し鴨居といった職人の技術の見せどころがたくさんありますので、作業場では若手の職人を中心に、みんな頑張っています。

そのほか、隅梁差し鴨居も加工中です。