TOP >  DIY! お客様自身の手で、床材の自然塗装を行いました。

DIY! お客様自身の手で、床材の自然塗装を行いました。

我孫子市のK様邸では、一階の床材に無塗装のカバを使います。
無塗装を選んだ理由は、K様が私の自宅を見学頂いたときにその質感を気に入って頂いたためです。

 

通常の床材はウレタン塗装済みの床材を使う事が多いのですが、特徴として、掃除がしやすく綺麗なのは間違いありません。

しかし、質感、といいますか、直接肌に触れたときの感触は、無塗装のものが優しく気持ちが良いものです。

 

無塗装のデメリットを言えば、どうしても汚れやすい、本当に醤油でもこぼすと泣きたくなります(笑)
そのため、余程の覚悟が無ければ無塗装のままで使えません。

 

では、無塗装の質感を生かしたまま汚れを付きにくく出来ないのか?
その答えが自然塗装と言われるものです。

 

塗装と言えば、表面に塗膜をつくるのが一般的、たとえば、床材に塗膜がついている場合、厳密に言えば、木に触れることは出来ません。
触れるのは塗装(塗膜)です。

 

では、自然塗装とはなにか?
自然塗装は塗膜を作らず、塗料が木の表面に浸み込む、含侵系塗装と言われるものです。
つまり、木の表面にあらかじめ自然塗装を浸み込ませ、新たに汚れが付きにくくなるのです。
塗膜を作りませんので、直接木に触れられますし、木も呼吸出来ます。
ですから、冬は暖か、夏はさらっと、といった気持ちのいい触感が味わえるのです。

 

ただし、ウレタン塗装に比べ、耐久性が弱いため、1年~数年ごとに繰り返しの施工が必要になります。
とは言え、床が傷ついても簡単に補修できるなど、ウレタン塗装に無いメリットもあります。
一長一短、だからこそ自分の好みに合うものを探すのが面白いのでしょうね。

 

  
家族総出で塗装。
お子さんにもいい思い出になると思います。
K様、まだ暑いので熱中症に気を付けて頑張ってくださいね!