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10年前に外断熱2重通気で建てた家の住み心地

平成14年一月に当社で建てた、我孫子市の外断熱2重通気の家ですが、お客様が引っ越しのため、売却されました。

その後、購入されたT様よりリフォームのための話をしたい、とご連絡を頂きました。

早速お伺いをして、お話を聞かせて頂くと、
お住まいになられるのはT様の御両親とのことで、今月の11日にこの家に移ってきたそうです。
T様のお母様は「この家に来て10日ほどになりますが、住むごとに素晴らしい住み心地で本当にうれしくなってしまうの」と笑顔でお話されました。

そして、「いい家なんだけど、私たちの使いやすく、住みやすくリフォームしたい」と考えたとき、この家はどこを見ても良くできているので、この家を造った工務店さんにお願いしたいと思い、連絡して頂いたとのことでした。

永年家づくりに携わってきて、こんな嬉しいお言葉を頂けることに、本当にありがたいと思います。

若い大工たちには、家造りをする時に自分の家を造るつもりで造れ、と言っております。

職人の中には、自分のやりたい仕事は良い仕事、やりたくない仕事はつまらない仕事、と考えるものもあります。
仕事には、仕上げの良し悪しはあるけれども、どんな仕事もきちんときちんとやらなければ収まらない。
つまらない仕事は無いんだ、一つ一つ丁寧に気持ちを込めて造ることで、いい仕事が出来るんだと教えています。

心を込めた家づくりを行うことによって、今回のように新築でない家を買われたお客様にも良い家の良さを知っていただくことになりました。

「自利は利他にあり」

お客様に喜んでいただけることが自分を助けることにつながっていくのだ、と言うことを改めて感じました。
これからも実直に心を込めた家づくりを天職として、一日一日を大切にしていきたいと思いました。