施工例
心地よさが生む働く力 新築 診療所併用
目次
少ないエネルギーで一年中快適に過ごせる
超高性能な店舗併用住宅/UA値0.3/C値0.1
構造計算は、許容応力度による耐震等級3
熱交換換気+エアコンによるオリジナル全館空調システム
三代続く歯科医院の、新しいスタート
千葉県千葉市。
祖父の代にこの地で歯科医院を開業し、三代目となる施主による歯科医院併用住宅の家づくりです。
旧邸は、祖父が建てた3階建ての鉄筋コンクリート造で、1階が診療エリア、2・3階が住居という構成でした。
地域に根差した歯科医院の暮らしを支えてきた建物です。
これまでの建物が抱えていた悩み
築年数も経ち、とりわけ温熱環境の厳しさが大きな課題でした。
夏は、午後になると窓からの直射日光で診療台周辺が非常に暑くなり、エアコンを強く効かせても、患者さんにとって本当に心地よい空間とは言えない状況。
一方、冬は暖かさを保つための暖房費が驚くほどかかり、省エネ性能の低さにも限界を感じていました。
歯科治療は、ただでさえ不安を感じやすいものだからこそ、少しでもリラックスして治療を受けてほしい——そんな想いがありました。
大切に思いを受け継ぎながら、新築へ
祖父が建ててくれた大切な建物ではあるものの、「診療するにも、暮らすにも、これからの時代に合わない。」そう判断し、新たに歯科医院併用住宅を建てることを決断されました。
また、代々通ってくださる地元の患者さんの治療が途切れないよう、建替えではなく、近隣の土地に新築する計画としています。
共有する価値観
施主が当社に共感してくださったのは、
「常に学び、技術を磨き続けること」
「時代遅れのモノづくりをせず、常により良いものを目指すこと」
という家づくりの姿勢でした。
歯科医療の現場でも、技術の差ははっきりと表れます。それは大工の技の世界とよく似ています。
また、医療の進歩を学び続けなければ、患者さんのQOLに応えられない点も共通しています。
医療という常に緊張を伴う仕事の場と、暮らしの場が併設するからこそ、仕事と暮らしの切り替えにメリハリがあり、心地よい暮らしが働く力を支える住まいを目指しました。
快適さを支える、住まいの性能
当社の基本である超高性能住宅は、身体への負担を減らし、楽に暮らせる環境をつくります。
日々の暮らしの中で、自然と活力を取り戻せる住まいです。
省エネな熱交換換気とエアコンを組み合わせた、オリジナルの全館空調システムを採用。
取入れる外気は高性能フィルターを通してきれいな空気に。
約40坪(80帖)の居住エリアに、14帖用のエアコン1台で、涼しい・温かい空気を効率よく全体に配ります。
高気密・高断熱の建物と組み合わせるから可能な、
「少ないエネルギーでも上質で快適な空気環境」を実現しています。

1階|優しさを大切にした診療空間
1階は診療エリア。
白を基調とした清潔感のある空間としながら、天井には板張りを採用しました。
診療台に横たわると自然と目に入る桧の板張り天井が、患者さんの緊張を和らげます。
2階|家族が心地よく暮らす住まい
2階は住居エリアです。
LDK、水回り、個室をワンフロアにまとめ、平屋のように暮らせる住まいとしました。
敷地の関係で東西に長い形状のため、中央部分が暗くなりがちですが、中庭にあたるバルコニーを設けることで自然光を取り込んでいます。
リビングにはこのバルコニーに面した大きなサッシを設置し、プライバシーに配慮しながら、明るさと開放感を取り入れました。

床にはナチュラルな色合いのニュージーランドパイン、勾配天井には桧の板張りを採用し、明るく伸びやかなリビング空間に。
一部の壁色や照明器具、キッチンにダークカラーをアクセントとして取り入れ、親しみやすさの中に落ち着きのある雰囲気を加えました。
仕事の合間や休日に、心身をゆっくり休めることのできる住まいです。
毎日をラクにする家事動線

バルコニーで遊ぶ幼いお子さんたちを見守りながら、奥様が事務仕事を行えるよう、視線が届く位置にワークスペースを配置しています。
脱衣室の隣には、室内干しスペースとファミリークロークを配置。
「洗う・干す・しまう」が一連の動線で完結し、忙しい子育て世代のご夫婦にとって家事負担を軽減します。
これもまた、楽に暮らすための大切な工夫のひとつです。
これからも地域とともに
長年、地元の方々に親しまれてきた歯科医院が、
働く人にとっても、暮らす人にとっても、
そして通う患者さんにとっても快適な建物として、
新たなかたちで生まれ変わりました。
作成者 : mitok


























