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JBN全国大会IN福島   福島の「今」の視察研修

こんにちは、住み心地の良い家を作る水戸工務店、小林弘典です。

 

11月15日、16日の二日間、

工務店の全国組織、JBNの全国大会が、福島県いわき市にて開催されました。

 

JBN全国大会2016IN福島」〜絆・地域再生に挑む工務店〜

と題し、東日本大震災から五年を経た福島の土地の視察研修も合わせて参加させていただきました。

 

 

全国大会の参加者はやく500名、会場であるスパリゾートハワイアンズの大会議場でも満員。
国土交通省、経済産業省、環境省、林野庁をはじめ、福島やいわきに縁のある行政の方々も参列され、大変な賑わいでした。

 

木造の仮設住宅は今までほとんど作られてきませんでした。
プレファブ協会がそのほとんどのシェアを持っていたのですが、住み心地も悪く、熱い寒いに悩まされる仮設住宅でした。

福島で木造の仮設住宅発足のきっかけを作った人物、元 福島県土木部次長の佐々木孝男さんの講演も大変興味深く、あっという間に時間が過ぎ去っていました。

 

JBNでは、工務店の団体として初めて、東日本大震災の被災地に木造の応急仮設住宅を造らせていただきました。

私たち水戸工務店も、一時すべての仕事を止めて、大工職全員で福島に行き、十日ではありますが、仮設住宅作業に従事したことを思い出されます。

 

 

 

全国大会二日目は、被災地の視察です。

あれから五年、福島の地はどのように歩んでいるのかを、目と心に焼き付けてきました。

 

津波のあった富岡町。

津波で流された常磐線の富岡駅跡を視察ですが、除染作業は進んでいるものの、まだまだ復興が遅れていて、いまだ線路や駅

は見当たりません。

集落が一瞬で消えてしまう恐怖を改めて感じました。

 

津波の威力がいかにすごいかを思い知らされました。

 

集合住宅、海側に面した部屋は津波でもぎ取られていました。
部屋の奥には、海から流された残置物がそのまま放置されていました。

 

帰宅困難地域に位置付けられる、原発10キロ圏内の浪江町。

道すがらに見かけたカーディーラー。

帰宅困難地域では、車での通行は認められているものの、駐停車は制限されているため、片付けが出来ない状態で放置されていました。

 

帰宅困難地域では、個人住宅にもすべてバリケードが築かれ、駐停車はもちろん、侵入もできないようになっていました。

 

確実に一歩一歩復興は進んでいるはず、、、なのに、いかに被害が大きかったかのみを思い知らされます。

災害から五年たっても、まだまだ復興といえる状態ではありません。

それでもいつか、、、と祈らずには居られませんでした。

 

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