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いい家をつくる会のセミナーで、誓いを新たに。

昨日の8日は東京、芝でいい家をつくる会のセミナーに参加してきました。

今回のセミナーでは、「SA-SHEの家」の目玉、新換気システム、CS-HVSについて意識の統一を行いました。

CS-HVSはセントラルシャフトハイブリットベンチレーションシステムの略で、
簡単に言うと中心に設けた大きな太いダクトによる給気システムで、
特徴はその給気圧力損失の少なさから、より性能の高いフィルターを使用することが出来、どんな立地においても安全できれいな空気を供給することが出来る可能性があります。

従来、換気システムは室内の汚れた空気を、外気の環境に近づけることはあっても、外気よりきれいな空気を入れるということは原理的に難しい。
もちろん、今までの換気システムのフィルターでもある程度の埃、虫、花粉等の進入は防げますので、
郊外や、さほど密集地ではない場所であれば、空気の浄化としては問題ないのかもしれません。

しかし、通行量の多い道路や臭気の出る環境など、今までのフィルターには限界がありました。
もちろん、高性能フィルターは存在するのですが、高性能になればなるほど、負荷がかかり、通気量が制限され、換気が足らなくなります。
人間の呼吸や体臭などでも、室内の空気は汚れてしまうので、十分な量の換気が出来なければ、外気の汚れ云々以前に、室内の空気は汚れてゆくのです。

また、換気ダクト自体に点検口を設けた太い菅を採用することで、換気ダクト自体を簡単に掃除できるところも大きな利点です。

まとめますと、この新換気システムは極端に負荷の掛からない構造を持っているので、性能の高いフィルターを入れられる。
給気菅を清掃できることにより、換気システムとしての初期性能をいつまでも維持できる。
建物の中心から給気をおこなうことで、各部屋のにおいがパブリックゾーンに出ない。
といったところでしょうか。

残念なところは、間取りによっては採用が難しいというところですが、このシステムは間取りを制限してでも入れるための一考の価値は十分にあります。

水戸工務店では新しくて実績が無いものでも、良いと思えれば何でも実行してきました。
あと一年半、早く出てきていれば、私の自宅、住み心地体感ハウスにも入れたかったのですが、、、。
今の住み心地にはもちろん満足しているのですが、ぜひ採用してみたかったと思っています。

千葉県柏市にある、宿泊できる住み心地体感ハウスにも、勿論導入したいと思っています。
しかしながら工事数にも限界があり、お客様をお待たせするわけにも参りませんので、来年頭にモデルハウスのリフォームをかねて施工したいと思っております。

完成すれば、より多くのお客様に良いものを見ていただける機会が出来ると思います。

これから家を建てる皆さんに、本当に住み心地が良く、健康的に暮らせる家を手に入れてほしいと願います。