大工さんの忘れ物
2014 / 11 / 14 水戸工務店ブログ
目次
当社で30数年前に建てさせていただきT様の家の建て替え工事をすることになりました。
新しく作る家は、2世帯住宅。
当時3歳くらいだった息子さんが所帯を持って、お子さんが二人、なんだか感慨深いです、、、
当時家造りに関わっていた、大工の鈴木秀雄さんに、「Tさんのところ、建て替えることになったよ!」と伝えると、「お~~?じゃ鑿 (ノミ) 出てくるかな?」と。
話を聞くと、当時内装の板を張り終わったところで、壁の中に鑿を置いてきてしまったようです。
そして昨日、建て替えにあたって、古材の再利用のため、鈴木大工さんと若手を連れ、解体工事に言っていました。
神棚は木曽桧の一枚もの使ってあり、なかなかの貴重品、そして最近は使われなくなってしまいましたが、天然の絞り丸太の床柱などもありましたので、解体して持ち帰ります。
それらが終わってから、いよいよ鑿探し!
「どこにあるかわかるの?」と聞くと、「階段の上のほうにある」とのこと。
そして板を一枚剥がすと、「あった!あった!」
よく覚えてるもんだな~、と感心(笑)
30年以上も暗闇の孤独に耐えた鑿、再び日の目を見ることが出来ました。
そして鈴木大工さんの満面の笑み!
まだまだ現役で頑張ってくださいね、鑿と共に(笑)
所で鑿 (ノミ) という感じ、覚えていただけました?
こんな漢字 (感じ?) です。
28画の漢字、普通、読めないし、書けません(^^;
作成者 : 水戸工務店