畳の話
2006 / 12 / 04 水戸工務店ブログ
目次
先日、当社で仕事をお願いしている畳屋さんに行った時の話しです。
当社の協力業者の我孫子畳店さんは当社で施工させていただいて居ります。
この日は扉の調整のためのメンテナンスに行きました。
メンテナンスはすぐ終わり、帰り際の雑談で、こんなものを見せていただきました。
見せていただいたものは、畳の縁 (フチ) なのですが、
ん?ちょっと変だぞ、と言う事で手にとって見ると、チクッと何かが刺さりました。
写真上 手前側が畳の間に挟まる部分で通常は見えなくなるところです。
これを裏返してみると・・・?
後ろには両面テープと、ステープルが点々と刺さっていました。
ステープルとは大型のホチキスのようなもので、建築ではフローリングの施工などに使われています。
たたみは畳針と糸で施工するものだと思っていた私、この両面テープとホチキスで施工されているのを見て、ちょっとびっくりです。
これでは職人の仕事ではなく、工作では無いでしょうか?
話を聞いていると、相場を無視した、安い物件に見られるとのことでした。
安くても良いのもなら問題ないのでしょうが、ステープルが足などに刺さる事があるようです。
この縁もまだ新しいものでしたので、怪我をして安全性に気がついて、取替えを依頼されたのでしょう。
畳とステープルでググって見ますと、結構出てきます。
本来は直に座ったり、ごろごろ寝転んで、くつろげるはずの畳がこのような施工でよいのでしょうか?
当社で使用している畳は、国産の目の詰まったものを使用しています。
もちろん縁は糸で縫いつけています。
良い畳はイグサがほつれにくく、仮にほつれても、そのイグサを抜いて、目を均等にほぐせば目立ちません。
良いものを良い施工で造れば長持ちします。
私は安ければ良いと言う時代は終わったと思っています。
これからはしっかりと受け継いでゆける、良い物を作る事が大事なのではないでしょうか。
畳のことなら、当社も信頼している、我孫子畳店が安心です。
千葉県我孫子市近辺の方の、畳のご用命は、04-7182-0764 我孫子畳店へどうぞ。
作成者 : 水戸工務店