新築・高性能住宅（涼温換気システム）の建築中現場です。

昨日、養生期間を終えた基礎の型枠を外しました。
コンクリート強度30N、耐久性100年以上の高強度コンクリートの基礎です。

冬に床下への暖気が満遍なく行きわたるよう、基礎内部は連続した立上り部をなるべく少なく‥
代わりに丸基礎を配置し、丸基礎ラインの下側に地中梁を造ることで強度を上げています。

基礎外断熱（防蟻性断熱材・厚50ｍｍ）と基礎内側への付加断熱（フェノールフォーム・厚50ｍ）により、床下・基礎内部は居住空間と同様の温熱環境に。

今日は、これから土台敷きを行います。
朝早く、和歌山県・山長商店の材が現場に搬入されました。

土台は、防蟻薬剤の処理を必要としない、国産桧の120角を使用します。

当社の基礎はしっかりとした造りで、よく散歩途中の方が思わず足を止めて、職人に声をかけてくるとか‥
「すごいね、どんな家が建つんだい？！」

工事中は近隣の方の興味深々な観察が続くようですが、当社としては嬉しいかぎりです。

建物完成時には、床下・基礎内部を掃除機かけと雑巾がけでキレイにしてからの御引渡しになります。
はたして床下がどんな迷路になっているのか‥全景を見られるのは、このタイミングが最期ですね。

定期点検時は、職人がこの基礎の中を動き回るのですが‥
キレイな基礎のお蔭で、そんなに大変ではありません。

換気も居住空間と同様に行われますので、床下・基礎内部にもかかわらず快適空間に。
土台も住む人と同じ良い環境に在ることが、白アリや結露等による危険な劣化を防ぎ、構造材を健全に保ちます。

長期に渡って優良な状態で、長持ちする家づくりの始まりです。

（小林　淑子）