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いい家の体感は大事です。

昨日の天皇誕生日で祝日でしたが、仕事をしておりました。
年の瀬も押し迫ってくると、何かと忙しいですね。

午後からは、東京江戸川区のTさまに、我孫子の住み心地体感ハウスにお越しいただきました。
我孫子体感ハウスは私の自宅も兼ねており、完成してちょうど2年くらい、住んでからは一年半ほどになります。

T様は家に住むと経年によってどのように変わっていくかを知りたいとの事で、
平たく言えば、どのように傷が付いていくのかを見てみたい、との事でお越しいただきました。

私の家族はやんちゃ盛りの子供が3人います。
上から、6歳、4歳、1歳ですので、それはもう傷つけまくりです。
おもちゃでガンガン、椅子ごとひっくり返ってゴーンなど日常茶飯事です。

T様もちょうど私たちと1歳違いの子供たちで、やんちゃな男の子がいますので気になったようです。
御案内させていただいて、傷の具合など見ていただきましたが、そんなに気にならない御様子で、むしろ味だと御理解いただいたようです。

そもそも、無垢材でつくられているものは、多少の傷つきでは問題ありません。
合板の床と違い、表面が削れても出てくるのは同じものですし、その傷もお湯で膨らませたりすればある程度戻ります。
ささくれなどは、サンドペーパーで簡単に削れますし、削った上から自然塗装をかければほとんど目立ちません。
まぁ、それを気にするのも最初だけ、そのうちおおらかになっていくものです。
現に私も今ではまったく気にせず、これも人が住めば当然と卓見出来るようになりました。

T様はすごい勉強家の方で、いい家をつくるために、相当力を注いでいるのが良く分かりました。
住宅展示場や、オープンハウスを良く見に行っているようです。
御主人の家造りにおける基準が非常に高いレベルにあり、なかなか納得いくところが無かったようですが、
今月始めに水戸工務店で行った流山市の見学会に御主人がお出でいただき、次週には奥様と一緒に印西市の見学会にお出でいただきました。
印西市の見学会にくるときに御主人は、一度で良いから水戸工務店の家を見てほしい、と奥様を説得されたようです。
本当に、工務店冥利に尽きるとはこのようなことを言うのではないでしょうか。

昨日の14時に御来場いただいた時の外気温は7度で、室内は22度、快適です。
その後、御案内をして、御質問等にお答えして、その後の世間話などして、気がつくと18時、日はとっぷりと暮れて、外気温は4度程度でした。
その間子供たちはずっと二階にいました。
2階もほとんど温度差がないので、のびのびと遊んでいるようすでした。

T様の奥様が驚いていたのは、室内の気温がほとんど変わらず、また、少しながら上昇していることでした。
我孫子体感ハウスは私どもが一番得意な外断熱の家ですが、外が寒いときこそ、しっかりと断熱性能の差が出て、快適なのが良く分かります。
室内の暖房はスラブヒーターのみ、勿論夜中しか通電しませんので、暖房器具は動いていません。
にもかかわらず、気温が上がっているのは、人間の出す熱、照明の熱などがあるためです。
温室度データロガーで一日の温度の記録を見てみると、朝から晩まで室内温度推移が1度以下で、快適そのものでした。
これは熱容量が大きいスラブヒーターだからこそ出来ることだと思います。

T様とは、プランをお出しさせていただく約束をしてお別れしました。
来年になってしまいますが、良いプランを提案したいと思います。

まだまだ寒い日が続きます。
快適な家を体感したい方はぜひ遊びにいらしていただけると良いと思います。