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おめでとう吉田友也君 6年間の大工修行を振り返って


平成14年の3月に一人の知人より今年高校卒業して大工さんになりたいのがいるんだけど、弟子として受け入れてくれないか、と話が来ました。
ですが、そのときはお断りをいたしました。

 

 

 

 

ところがまた別の知人から同じような話がありました。
当社には職人が大勢いるので、いまさら若い大工を育てるのは大変であり、私も面倒だと思い、そこでもお断りいたしました。

ところが今度は昔柏市の消防団で一緒に活動した仲間の一人に、「実は家の甥っ子が大工になりたいと言っているので、水戸さんのところで修行させてもらえないか」と、またもや見習い大工のお話でした。

ここまでくると、何かの縁があるものと思い、さすがに私も、「いいでしょう、でもうちは厳しいですよ」と約束事をお話しました。

その約束事というのは、朝は毎日7時前には必ず作業場まで来ること、仕事の段取りのために休みがなくても嫌にならないこと、毎日道具の手入れをすること、等まだいくつかあります。

感心したのは、友也は時間に遅れることなく、毎日決めたことを守り、休まず仕事に出てきました。

私の大工修行時代は親方の家に住み込みで、朝6時から夜8時頃まで毎日働きました。
休みは今のように週一回は無く、毎月1日と15日の2回でしたが、つらいとは思いませんでした。
早く一人前の大工になって、お袋に小遣いをあげたいと考えていました。

私が最初に弟子をとったのが22歳の時で、そのときの弟子は今も当社で働いてくれています。
一番弟子にも感謝状を出したいと思います。

今回6年間の修行を終えたということで、当社のいい家つくりに携わる職人と協力業者の皆様と一緒にお祝いの席を、柏の式場 マリーベル柏にて、5月17日に行うことを決めたのですが、その段取りでとても忙しかったです。

私は大工一級技能士と職業訓練指導員の資格を持っておりますので、その資格を持って修了証授与式をおこなう予定です。

報告はまた後で行いたいと思います。