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おやじの気持ち

30年間、大切に育ててきた娘が、とうとう嫁ぐことになりました。 (嬉しいやら淋しいやら・・・)

 

 

 

 

 

11月23日に、結婚式場で結納を交わすことになり、着物やら頭のセットやらで妻と娘は早朝からハリキッテ出かけていきました。
私は、トイレの中にもぐりこみ、見送りをしませんでした。 (行こうか行くまいか!?悩みどころですね。)

さぁ、ついに時間が近づいてきました!!!
そろそろ妻が用意をしてくれたスーツに着替えなければ・・・。

そして、娘が段取りをしてくれたため、次男の嫁が駅まで送るために私を迎えに来てしまいました。
(あぁ!できれば行きたくない・・・。)
次男家族に、守谷駅に置いていかれ、覚悟を決めてイザ出陣!いやいや、出発です。

電車に揺られながら、ゆったりと景色をながめ、昔のことを思い出していました。
娘が5歳の頃、毎晩夜泣きをして、私たち夫婦は真夜中に一度は起こされました。
娘は、下の弟 (長男・次男・長女・三男の4人兄弟です) の面倒を良く見てくれて、私たち夫婦も大変助かっていました。我が娘ながら、いい子だと思っていたのです。

あるとき、保育園で遊んでいる最中に右腕の骨を折ってしまいました。
右腕を石膏で固定され、三角の布で首からぶら下げていた娘の食事、ふろ、着替えなど全て世話をしてやりました。
その日から、娘の夜泣きがピタッとなくなったのです。
こんな小さい子でも良い子になるためにずいぶん我慢をしていたのかと、夫婦二人で話し合いまた、反省をしました。
(娘は今現在も当時のことを覚えていて、どうやってご飯を食べようか?と考えていたそうです。)

親なんてバカなものですね。毎日一緒に暮らして、いい子だと思って、子どもが頑張ってよい子になろうとしている事に気がつかない。
そんな経験皆さんにはありませんか?

そんな娘も、最近「いい家」のありがたさに気づいたようです。
嫁ぎ先へ泊まったときに、「床板が冷たくて素足では歩けない。」「ピョンピョンつまさきで歩くんだ。」と言っています。
「いい家と住み心地」気づくことができて良かったね~。

嫁に行かないと困るし、行くとなると・・・。