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お客様からいただいた木造建築の耐震木造壁の特許の記事

4年前にソーラーサーキットの家を引き渡しをした鎌ヶ谷のN様が朝日新聞のコラム、「休眠特許」の切抜きを送っていただきました。
先日の怪我の松葉杖を突いていた時のお見舞いのお言葉とともに。

内容は伝統工法で耐震木造壁を発明したとの事。

日本の戸建住宅の9割は木造ですが、’95年の阪神大震災や’07年の新潟県中越沖地震では被害者の多くが木造家屋に押しつぶされて命を失いました。

揺れに強く、倒壊するにしても時間が掛かる建材を開発すれば、地震に対して「逃げる時間」を稼ぐ事が出来る、と考えた山口大学工学部教授の中園眞人さんは寺社建築で使われる伝統工法をヒントに耐震性の強い木造壁を発明し、’06年8月に特許を取った。
柱間に筋交いを入れずに落とし込みの板を工場で造り、パネル状の建材として大量生産できるようにし、更に板を2重にして其の間に断熱材を組み込んだ。
筋交いに比べ木材を多く使うため割高なのが難点だ。
金具を使わないため、柱が土台から抜けやすいという課題もある。

このコラムの結びの言葉に、

中園さんは「錆びないので地震が来なければ100年は持つ」と話し、更なる改良に励んでいる。

とあったが、なんだかよく分からない話である。
地震の為の工法なのに地震が来なければとは、少々解せない。
沢山の木材を使うことは国産材振興の為にはよいことと思えるので、素直に金物を使えば良いのではないだろうか?

忙しいさなか、新聞の記事なども見過ごしてしまう事があるのに、この様な記事を教えていただけるお客様は非常に有り難い。
それだけ、お客様の期待を背負っている事も分かっています。
益々勉強を重ね、より「いい家」を造るよう、頑張りたいと思います。

N様、本当にありがとうございます。
お蔭様で、松葉杖は病院に返却する事が出来ました。