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つくば市T様邸の屋根の葺き替え工事

今朝5時頃起きて外を見てみると、うっすらと白い雪化粧でした。

つくば市のT様より昨年、「社長さんにこんな言うと怒られるかなぁ。このところ地震が多いから和瓦から軽い屋根にしたいんですよ」というお話がありました。
当然私は「この家は瓦葺きでも何にも心配はいりませんよ」と言ったのですが、お客様のたってのお願いでしたので、和瓦屋根をガルバリウムに葺き替える工事をする事になりました。

今日はその工事をする為、当社大工全員で出掛ける予定でした。

朝早くガリバリウムの工事をする板金屋さんから電話が入りました。
「今日は雪が積もってますけどどうしますか?」
私は「予定通りに仕事します」とだけ言い、電話を切りました。

朝6時過ぎに大工達が集まって来ます。
雪も降っていて、集まって来た大工達はみな寒そうな顔をしていました。
私には、今日は屋根の瓦おろしはないだろうなーと言うような顔にも見えました。

温かいコーヒーを1杯ずつ飲んで私はみんなに話をしました。
「みんなは今日寒いから、雪が降ってるからやりたくないという気持ちが出ている顔に見えるぞ。
色々と出来ない理由を作って後向きな考えではダメだ!人間には知恵がある。
寒い時は防寒対策、暑い時は防暑対策をして仕事をする事が大事なんだ。
お前たちが不平不満を言って天気が思う通りになるなら愚痴を言ったら良い。
でも愚痴をいくら言ってもどうにもならないんだよ。
それならば正面から受けて立って、そしてよし!やるぞ!と全員が一つの気持ちで働く。
そうすれば何でも運は開けるものだと思う。気持ちを切りかえて瓦おろしに行くぞ!」

つくば市のT様のお家に到着し、瓦を降ろす為電動のハシゴ組み、屋根に上がり、作業を始めると、
だんだん太陽の光が射して来て職人達は暑いと言いながらジャンパーをぬいで働いていました。