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オーストリアとスイスのパッシブハウスの研修 2日目

オーストリア・グラーツでの一夜は、ぐっすりとは行かず、深夜の1:50に目が覚めた時差ぼけのようです。小一時間過ごして再び睡眠へ、朝の5:30に自然に目が覚めました。
朝、皆と話していると、午前2時前後に目が覚めた人が多数、生活リズムでしょうか。

最初にとまったこのホテルは、COURTYARD BY MARRIOTT。
空調は切って寝たのですが、とても暖かでした。

朝の空気を感じようと、カーテンをあけ、サッシを空けると、ん?窓が厚い!
昨夜、寝る前にはガラスがペアガラス (空気層はかなり厚い) だったのは確認していたのですが、それが理由にならないほど厚い!

屋根の断熱は400ミリ、壁は300ミリとものすごい厚み。
こちらでは外断熱、充填断熱の違いは考えない。
その両方を行わないと、こちらの基準を満たせないからだと思う。
とにかく省エネルギーでCO2削減について、真剣に取り組んでいた。
日本ではその気概というか、覚悟が無い。
ハウスメーカーの言うまま、作り手の作り易い家を造っているだけだ。
こちらでは、造るほうも、住むほうも真剣に考えていた。

勿論このまま、日本の関東に持ってきてみてもうまくは行かない。
雨や風の気候が違うし、雨仕舞いなどは自分が見るにはとても甘い。
良くこれで漏らないものだ、と思うほど。

その足で、この会社の建築現場に向かう。
古い住宅のリノベーション (リフォーム) 現場だ。

ちょっと長くなりすぎるので、一旦区切ります。
どうも内容が多すぎるので、こまめに出したいと思います。