TOP >  昔の大工の棟梁は頭も腕も最高でした

昔の大工の棟梁は頭も腕も最高でした

これからお住まいを造られるお客様のお宅へお伺いをして来ました。

何と門から家の玄関まで100mくらいある大きなお屋敷でした。
庭から今のお住まいを眺めて見ると、軒先は立派な出し桁の化粧造りで豪壮なつくりです。

一歩中に足を踏み入れて上を見上げると天井はなく、見事な松の丸太梁が組まれて思わず見とれてしまいました。

材木を効率良く運べるように曲がった部分は、先に切り落として直材にしてしまうからである。
手間ひまをかけないで造る家は良い家にならないばかりか、住まい手が永く住むのに飽きてしまうのではないか。
今の大量に作られているローコスト住宅はもったいなくて本当に残念である。

今度造られるお家のご希望を聞いていましたら、今の家の太い梁は、小さな頃から見ていて見飽きてしまったとおっしゃっていました。
すっきりした感じで造りたいとの事でした。
う~ん、なかなか贅沢なご希望です。困ったものです。