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丸太の加工をしています。


ただいま、水戸工務店の作業場では、今月の後半に上棟予定の家の丸太梁の加工をしています。

 

 

 

 

 

 

最近は丸太の加工を行なう家も少なくなってきましたが、水戸工務店の家では大体の家に入っております。
常々自分が考える長持ちする家とは、

まず、
1、当然家が長く持つ事。
これは地震などの耐震性だけでなく、蟻害、不朽に対する耐久性も重要です。
そのために薬剤を振り掛けなくても耐久性が高い材料、桧、杉の高樹齢の芯持ち材などをつかいます。

2、暑い、寒いなどの我慢が少ない家。
いくら家が長持ちでも、住んでいる人間に忍耐を強いられるようでは、長く住めるわけはありません。
住み心地が悪ければ、当然住み替えたくなりますからね。

3、愛着の持てる家であること。
家はその家族を包んでくれる大事な空間です。
どれも画一的なものでは、いいものは造れないと考えます。
住む人のこだわりも大事ですが、造り手のこだわりも大事です。
私が考える、この愛着と言うものに、手きざみの丸太などが入ってくると思っています。

職人の技術で、1本1本形の違う材料の自然な形を生かし、組み合わせて作ってゆく、これこそがどこにも無い、世界で唯一のものではないでしょうか?
丸太の梁を現しにして、構造の強さも眺められるようにすると、なかなか格好がよいのです。
そういった自然に触れる事が、愛着を持てるひとつの要因ではないでしょうか?

曲面鉋で皮を削っています。
あまり削り過ぎないように加工しています。