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地域材利用推進シンポジウムに参加してきました。

昨日は千葉市で行われた、地域材利用推進シンポジウムに参加してきました。
といっても主催者側ではありますが(笑)

 

このシンポジウムは、国産材をもっと普及させるために、林野庁から出された、平成27年地域材利用拡大支援事業の補助金を受けて実施しました。

 

 

メインのパネラーである千葉大学の宮崎 良文教授と、株式会社 森林・環境建築研究所の落合 俊也さんの話も非常に面白いものでした。

宮崎教授のお話しは、木がどのように人間の体に影響するのか、それを科学的に数値化している点です。
木を見ることで人は安らぐのか、喜ぶのか、興奮するのか、様々な角度で検証していました。
まだまだ世界でもほとんどそのようなデータはなく、宮崎教授のチームのみがずっと研究をされているそうです。

また、落合さんの話は、人間は森林から生まれた、森林のリズムを取り込むことで健康的に過ごせるようになる、といったお話しでした。
人は朝日で目が覚め、体内時計がリセットされる、この朝日はブルーライトと言われるそうです。
ブルーライト?って、、、そうです、PC、スマホなどの液晶から出る光もブルーライトですね。
つまり現代人は体内時計がリセットされるブルーライトを、スマホなどによって、夜も浴びている、ということだそうです。
眠る直前までスマホなどをいじるのは睡眠上良くない、と聞いたことはあったものの、そういう理由だったのかと合点がいきました。

 

忙しい合間を塗っての準備は大変だったものの、新しい角度から木材利用を考える事の出来る、意義のあるシンポジウムと成りました。

 

130人以上の参加いただいた会場では、質疑応答もたっぷり時間をとったのですが、途中で打ち切りざるを得ない状況で、盛況のうちに終了しました。