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守谷市のS様邸で構造見学会を行いました


本日は、先々週に上棟した守谷市のS様邸で構造見学会を行いました。
長期優良住宅、いわゆる200年住宅仕様のもので、特徴の一つとして、構造材と羽柄材 (構造材以外の細かな材木のこと) は完全国産材利用の建物になります。
その他、耐震等級、維持管理等級、断熱等級等、高レベルをクリアしなければなりません。

 

 

つまり、、、いつもどおりの建物になってしまうのですが、検査や申請が多数入るので、いわゆるお墨付きがもらえるのが特徴でしょうか。

細かく配置された鉄筋とコンクリートの水セメント比率を上げた耐用年数の長い基礎構造、厳選されたJAS認定済み高強度極上国産材の構造材など、出来上がってからでは隠れてしまう部分ばかりですが、いかに大事かは皆様も御承知の通りです。

ですが、構造見学会にはお客様はあまり来られないのです。
今回もやるかやらないか迷ったのですが、とりあえず土日の2日開催は止めて、土曜日一日のみ行いました。

幸いなことに常に会場にはお客様が居られるような状態で、忙しく過ごすことができ、あっという間の一日でした。
来られたお客様は皆様一時間程はじっくりと見ておられ、いろいろと疑問を解決できたようでした。
構造の個別見学は勿論随時行いますが、そのときは御自分たちしかお客様は居られません。
このような機会だと他の人の質問も聞くことができるので、着眼点が変わって面白いかと思います。

見学会を終えて片づけをしていると、近所の売り建て住宅の大工さんが話しかけてきました。
その人の自宅を建てるに当たって、いろいろ調べているらしく、断熱はどうなっているのかなどいろいろと聞いてきました。
自分の仕事しているところでは建てないの?と聞くと、「いや、ここはちょっと、、、」と言葉を濁していました。

その近所の家はS様邸の基礎工事が始まってしばらくしてから基礎工事に入ったのですが、こちらがコンクリート打設前に上棟していました。
工事内容は推して知るべし、といったところで、コンクリートが固まる前に上棟したため、基礎と土台を緊結するアンカーボルトが締められない(締めるとアンカーボルトが抜ける) 様でした。
いまだにこのような工事もあるのかと驚きましたが。