昭和の初期に建てた蔵の移設が私の仕事始め
2007 / 01 / 16 水戸工務店ブログ
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昨年11月に新築をお引渡ししたN様の残工事で、曳き屋 (ひきや) で蔵を移設しています。当初の予定では、道路拡幅工事のため、お住まいの建て替えと、敷地内の蔵の解体を予定していました。 いざ解体となると、昭和初期の蔵の大切さを感じ、急遽、移設をすることにしました。 私も昔の職人が造った蔵を残せることを嬉しく思います。 少し前までは、建物の「曳き屋 (ひきや) 」を仕事としている職人も結構いましたが、現在では、ほとんどの曳き屋職人が、解体業や産業廃棄物処理業に転向しています。 昔の家は、住み心地は良くないかも知れないが、意匠的にすばらしいものも多く、若い職人を育てるためなどに、うまく活用して行ければと感じます。 何にしても、N様の庭は広い。 まず、 電話線・電線の切り離し、つなぎ (蔵の移設の際に線が引っかかるため) そして、蔵の基礎をハスリ、そこへレールを差し込み井桁に組む 1月9日より資材搬入を始めて、上記の工事を静々と行う この後、蔵の床下にもぐり、束立て、新しい基礎の補修をして、下屋根部分の土間コンクリートを打設すれば終了である。 写真上 枕木とレールを敷いたところ&お施主様 写真下 手作りの蔵の扉である 1月15日にすべての工事が完了しました。 |
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作成者 : 水戸工務店