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木材と暮らし

2月2日・3日の二日間、有明にある東京ビックサイトにて「総合住宅機器展示会・ジャパン建材フェア」が開催されている。

今日は、見学を希望する職人10人を連れ立って社会勉強に行ってきました。
土曜日は、広い駐車場も会場も人だらけになるだろう。金曜日の方が、新しい商品や道具、いろいろな展示物を思うままに見学できる。

たまの上京は楽しいもんだ。

ビックサイトの会場に入り、職人それぞれ別行動。解散!

私ひとりで清々と会場をぶらぶら・・・
ハッ!
「木が守る 家族の健康 地球の未来」
という文字が目に飛び込んできた。

これだ!!
私が常々考えていることが題材に勉強会が開催されていた。

≪地球の気温が上昇している≫
≪森林が守る快適な環境≫
≪木製品・木造住宅は炭素を蓄える≫
≪木造住宅は製造するときの二酸化炭素の放出量が少ない≫など

内容を少しだけ取り上げ、「住宅を建築するときに放出される炭素の量」を比較してみる。
住宅1棟 (床面積136㎡) を建設するときに使用される材料の料を調べると、木造住宅に比べ、鉄骨・プレハブ住宅は約2.9倍、鉄筋コンクリート住宅は約4.2倍もの炭素放出量になることがわかった・・・。

「だからどうした!?」と言われてしまえばそれまでだが、私たちが、快適に生かされるためには、快適な健康な地球がなければならない。
森林の土壌は雨水を蓄え、表土を保護し、土砂の流出を抑え、空気を清浄にする。
しかし、ただ木を育てれば良いというものでもない。
若い樹木は二酸化炭素を吸って酸素を作り出していたのに、樹齢100年以上になってくると逆の現象が起きるのだ。

日本でも資源を育てて、国産材を使い、地球環境を守って行かなければならない!

帰りに合流した職人たちはといえば・・・相変わらず、刃物や道具に興味があるようだ。
まずは、社員教育から始めなくては!