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おやじの気持ち 第二弾

娘の嫁ぐ日が近くなってきた。

その日が来なけりゃ良いと思う反面行ってくれなければ困る複雑な気持ちで毎日を過している。

ある友人は言う。
「娘を持っていかれると思うから淋しいんだよ。」
「息子が1人増えた思えば気が楽になるさ。」
しかし、息子はすでに3人いる。
なんとも気楽になれない・・・。

結婚式近辺は、自分でも気付かないうちに、かなり忙しく予定を組んでいる。

2月7日~8日は、特) 健康住宅普及協会の[ ユニバーサルデザイン検査法 ]と、[ 室内空気質環境測定パッシブサンプラー ]の研修会が名古屋で在った。

今は、名古屋から帰っている新幹線の中で目をつぶり、娘の小さかった頃を思い出している。

娘は、水遊びが大好きでした。
2歳くらいの時、庭先にできた雨上がりの水溜りでユカが遊ぶ姿を女房と二人で眺めていた。
まず、水溜りの回りにしゃがみこみ、徐々に中心へ進んでいく。
そして、ちょっとパンツが濡れてしまった。
ユカ:「あっ!冷たいっ。」
女房・私:「まぁいいよ。汚れても。」と、言ったとたん
「べちゃっ!」 座り込んで泥だらけで楽しそうに遊んでいたなぁ。

5歳くらいまで、髪の毛にくるくるパーマをかけていたなぁ。

まだ保育園に通っていた頃、お茶碗を洗いたいと言いだしたなぁ。
キッチンに背が届かないので、作業場にある余っていた板で台を作ってやったら、小さい身体に女房の大きなエプロンを着て、一生懸命洗っていたなぁ。

3つ下の弟の面倒も良く見てくれたっけなぁ。

悪いことをして、殴ったこともあったなぁ。

嫁に行く前に、お前に何も言うことはないが、
お前は、思いやりがあって優しいんだが、父さんに似て気の強いところがある。
オレもこの年齢になって、少しずつ解ってきた事がある。
人間、強気なだけではダメだ。
強すぎると、何かにぶつかった時に痛いもんだ。
跳ね返りが強いからな。
少しは自分を抑えて相手の気持ちを考えてあげられるような余裕を持って欲しい。
余り贅沢は望まないで、毎日普通に送れることが幸せなんだよ。
これからは、二人で話し合って仲良く生きていって欲しい。
自分にゆとりを持って、柔らかく、明るく、過して欲しい。

ユカが嫁に行く前に、2、3回しか飾らなかった「お雛様」を、明日、母さんと飾ってみようか・・・。
写真はまた後で。