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本当は怖い雑読や新聞の活字にされる事の読者の勘違い

2月21日健康住宅普及協会が行った室内空気質測定法 (パッシブサンプラー) 及びユニバーサルデザインシートの活用法セミナーの為大阪へ行ってきました。

電車の中の吊り広告の中でチョット気になる「健康住宅・外断熱のチラシの売り文句に注意せよ」の文字につられてプレジデント (PRESIDENT) 2008年3月3日号を新大阪の売店で買い求めました。
読んでビックリでした。
いい加減な業者もいると思うが、本当に真面目に勉強している工務店や建設会社にとって迷惑な記事であった。
内容は簡単に書くと
シックハウス症候群などは建築基準法や厚生労働省の指針でホルムアルデヒドなどの放出量を抑えた建材や接着剤を使うようになったので、今時そんな事を売りものにしている業者は、それ以外にアピールするものが無い。つまり基本性能に自信がないからだと、かなり手厳しい知ったかぶりの事が書いてありました。
又ホルムアルデヒドは防カビ効果があるので、それを減らせば建材がカビやすくなる。断熱や通気が不十分で湿気がこもり結露するとカビが生えて胞子が飛んで健康被害が起き、不健康住宅になると書いてありました。
誰が考えてもそれはそうでしょう。
でもそんな住まいばかり造っている業者ばかりではありません。

私達は健康で安心安全な住まいを造る為に本当に真面目に勉強して、それを住まい造りに生かして大手のハウスメーカー等より更に環境にも省エネにも勝る家を造っています。
ちなみに当社では、健康住宅普及協会の会員として常に勉強し、協会で行っているパッシブサンプラーを使って空気質測定を行い、室内空気のキレイな新築のお住まいをお引渡しをしていますので安心です。シックハウスや化学物質過敏症等の心配はありません。

シックハウスの原因と思われるものは、ホルムアルデヒドだけではないのです。
テトラドカン、トルエン、キシレン、パラジクロベンゼン、エチルベンゼン、スチレン等たくさんあり又、自然素材の樹種の中 (杉や桧、ヒバ等) にも化学物質過敏症の原因となるものがあります。
ちなみに厚生労働省の平成15年10月25日に発表したホルムアルデヒドのガイドライン値は0,08ppmになっています。
どの位かというと、10m×10m×10mの水槽にヤクルト1本80mlを混ぜた状態が0,08ppmです。
ホルムアルデヒドが防カビの効果があると言われても室内の資材に使う事は厳禁です。絶対に無くした方が良いに決まっています。

今時健康住宅は当たり前のように書いてありますが、今でも化学物質過敏症で悩んで困っている数多くの人達がいるのを知らないのでしょうか。
厚生労働省や建築基準法で決められたらそれで健康住宅が出来ると勘違いしているのかな。
まぁ本に書くのは自由ですがネー。
何でも本に書いてあることが正しいとは限りません。書いた人がそう思っているだけです。
目を開いて正しいかどうか見定める事が大事です。

高断熱住宅で竹島清さんが、外断熱の技術は宮大工の技術が必要と書いてありますが、宮大工が造るのは神社仏閣で人は住めないスケスケの建物ですよネー。
外断熱の工事は大変だと言っておられますが、その通りだと思います。高断熱と気密は車の両輪のようなものです。どちらをはずしても健康住宅にはなりません。それにプラス計画換気が必要です。
外断熱と気密の取り方の理屈がきちんとわかっていれば外張り断熱の施工はそれほど難しくはありません。

当社で伝統の木造軸組み工法の修行している若い大工おりますが、大工修行1年生でもしっかりと教えてありますので、きちんとした外張り断熱工事が出来ますよ。今は教える事ができないんでしょうか。
山本五十六も言っていますよ。
「やってみせ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば人は動かじ」