今朝は4時半に起きてサトイモ畑の草取りをし、肥料の鶏糞を撒き、鍬で土をかけてきた。
サトイモは水を欲しがる植物なので、この空梅雨のせいで育ちが悪い。
逆にサツマイモは日照りに強いので良く育っている。
趣味としている百姓はなかなか難しい。

私の友達の農業で暮らしを立てている人がいるが、その人が言っていた。

「皆は米が出来るのが当たり前と思ってるだろ?
俺は今60歳だが、30歳のときから米作りをしてもまだ30回しか米を作ってないんだ」

なるほど奥が深い、一生仕事をしても一年に一回の作物はそれほど場数を踏めないと言う事だ。
私たちの家造りも同じだ。
私たちは1年に何軒も家を建てる。
だがお客様にとってはほとんど一生に一度の大事業だ。
常に細心の注意を払ってもやりすぎと言う事はない。

その友人はこうも言っていた。

「毎年、利根川の水があふれないか?不足しないか?と心配している、
本当にここんとこの異常気象が早く解消されないかと思っているんだ」

何が原因となって異常気象を起こしているのか?
いろいろ言われているが本当に正しいかは分からない。
ただ自分の信じる事を一生懸命やるしかないのだろう。
自分の仕事で環境に貢献できると信じる事ができるのは言うのは幸せな事だと思う。
その思いをこれからも大切にしなければいけない。

畑仕事で汗を流してから事務所に戻ると、いまリフォーム工事を行なっているお客様から珍しいお菓子を頂いた。
お菓子にはこんな言伝がありました。
「このお菓子はすぐ食べちゃ駄目ですよ、ちゃんと目で見てから味わってくださいね」

じっくりと眺めると、なるほど寒天の中に清流の風景が映し出されていた。
川底の砂利まで透き通るような青い水に魚が泳いでいる。

汗だくで一仕事後には何よりのご馳走だ、ゆっくり味わうつもりがあっという間になくなってしまいました。

Y様、ご馳走さまでした。
現場も順調にすすみ、素晴らしい出来栄えのリフォームもあと一歩で完成です。
もう少々おまちください。

ところで、今日は雨が降りましたね。
こんなに降るなら、無理に早起きしなくても良かったかな?
でもきっと良かった事と信じましょう。
人間万事塞翁が馬、ですね。