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見学会を行いました。


10月の4日、5日で完成現場見学会を行いました。
当社の守谷事務所から歩いていけるほどの近場での開催でした。

 

 

 

 

当社で豊富な実績のある、外断熱と国産極上材を組み合わせた建物で、床材には栗材の無垢自然塗装仕上げ、壁は漆喰と桧の腰板という仕様の完全自然素材の家にです。

全熱交換型一種換気システムを入れた室内は非常に爽やかで、空気が綺麗ですね、という御意見も何人の方からも頂きました。
空気の質に高い意識を持つ方が増えているように思えます。

あるお客様のお話で、この現場近くの大型ホームセンターにそのホームセンターの名前を冠した展示住宅があるのですが、「そこはとてもじゃないが入っていられない」といっておられました。
臭くて、すぐに目が痛くなったり、喉が痛くなったりするそうです。
いまだにそんな家造りもあるのですね。

いわゆるシックハウス法ではホルムアルデヒドの濃度などの基準は定めていますが、その他の危険な物質の中にも無視されてしまっているものも多くあります。
建材の中には「ホルムアルデヒドは一切含まれていません!」と自信満々に謳っていながら、強い刺激臭を放つものも多くあります。
今後取り締まる可能性のある物質は使わないのはもちろん、本当の意味で安全を考えた品物つくりは出来ないものでしょうか?

室内で安全に過ごすためには、化学物質の濃度を考慮するのはもちろん、適切な換気システムで空気の入れ替えも必要です。

自然素材の家でも、シックハウスになる可能性があるのは御存知ですか?

自然素材を使った家だからといって、安全だという保障はどこにも無く、 (当然変な建材よりははるかに安全ですが) 木の香りなど、特定の芳香成分が濃くなり、人の化学物質に対する容量がオーバーすれば、化学物質過敏症として発症してしまいます。
化学物質過敏症の方は自然素材の香りでも反応し、住んでいることが出来ません。
発症してしまえば、木の香り、花の香りでさえ安心してかぐことは出来ないのです。

そのためには、体に負担のかかり過ぎる木の香りも制御してやらなければなりません。
固有の成分を増やさないために、少ない種類の木ばかりではなく、いろいろな種類を使うことも有効だと思います。
日本に豊富にあるのは針葉樹ですが、こちらの床材の栗のような広葉樹は芳香成分も少なく、化学物質過敏症気味の方にもやさしい素材となっております。

この家の中を見渡してみると、檜、杉、栗、松、欅が使われていました。
いろいろな種類の木があるのも楽しいものですね。

本日は午後2時より、この家の引渡しとなります。
これから始まる寒い冬をきっと快適にすごされることと思います。