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CASBEEの講習を受けてきました。

今日はCASBEEの評価員になるための講習会を受けてきました。
CASBEEとは建築物総合環境性能評価システムのことで、簡単に言うとその建物がどれだけ環境に対して貢献できるかという評価をラベリングするシステムの事です。

難しそうな言葉では有りますが、実際の評価はエクセルで行なうので割りと簡単です。
評価ツールはフリーでダウンロードできるのですが、説明書は有料で購入する必要があります。
実際の自宅で評価をしていて、難解というより、どう判断すれば良いのか、という点でつまづくときがありました。

そこで講習会があるということで申し込んで行ってきた、というわけです。

評価員に認定されるための試験は7月7日にあるので、その試験に合格すると評価員として登録出来るようになります。

評価員になりたいわけではありませんでしたが、実際に開発に携わった人の話を聞けるのが楽しみでした。

講習を受けていて思ったのは時間が限られているせいか、非常に早口で進んでいきました。
ここが聞きたかったんだ、というところもあっという間に進んでいくので、結構残念です。

とりあえず聞きたい事だけは判りましたので、一安心というところでした。

それを元に改めて自社の建物を評価してみると、基本的には「評価A、大変素晴らしい」という上から2番目の評価が取得できるレベルであると言う事がわかりました。

評価は良い順からS.A.B+,B-.Cとなっており、B+とB-のちょうど真ん中が現在の住宅の平均、として定めてあるとのことでした。
この制度を活用し、一般化して行けば、環境に悪い住宅は造れないという考え方になってゆくと思います。
私としてはそれは当然ですし、そうならなくてはいけないと考えています。

CASBEEで面白いのは、評価は家のみではなく、街並みに関係する外観や鳥や昆虫が生息するために必要な緑地、と言ったところまで評価されると言う事です。
反対に言えば、家造りを行なってすべて終わりということはなく、環境に良い取り組みをお住まいになる人独自で行う事も可能だと言う点でした。

CASBEEを少しかじるともっともっと環境に貢献したい、と思うのはきっと私だけではないはずです。
これからはこれまで以上に「環境にいい」提案をしていきたいと改めて思いました。