火事は怖いですね
2008 / 02 / 02 水戸工務店ブログ
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仮設の足場はアメのように曲がり、三階建の建物は真っ黒に焼け焦げた柱と梁が無残な姿を見せており、焼け焦げた嫌な臭いが辺り一面にただよっていました。
←三階建が真っ黒に焼けた状態
警察の調べでは原因はまだはっきりとしておりませんが、放火の疑いを視野にいれて調査を進めているようです。
三年ほど前に当社でソーラーサーキット工法で新築されたS様邸がこの火災で飛火を受けたと連絡がありました。
火事見舞い方々建物の被害状況を点検して参りました。
電気の引き込み線は東京電力ですぐ手当てして頂き使用可能。
エクセル樹脂サッシは火災側の4箇所が熱で溶けて変形し、ガラスには亀裂が入っており要交換。
雨樋も火災側が熱で焼失し要交換。
屋根は瓦葺きだったので大丈夫でしたが、べルックス・トップライトの防水パッキン等が溶けており要交換。
最後に外壁ですが、クボタ松下の16mm厚サイディングでしたが、かなりの高熱だったのか表面は黒くこげた部分や細いヒビ亀裂が出来た部分があり波打っていました。
一番ひどく焼け焦げている部分の外壁材を剥がして見たところ、驚いた事に中の防湿シートは真サラの新品状態でした。
←S様邸の外壁を剥がしたところ (樹脂サッシは溶けています)
成る程、こんな時にもソーラーサーキットの二重通気の一つのアウターサーキットが外壁の熱を逃がす役目をして建物本体を守り、内部に被害を及ぼさなかったと考えられます。
それにしてもS様の御主人は、窓ガラスが真赤になりカーテンに火が付いたら火事になってしまうと思い全部カーテンをはずしたそうです。
大変あわてたようで部屋の中は色々とひっくり返っていました。
反対側の隣家で類焼された方は今はビジネスホテル暮らしだそうで、外断熱ソーラーサーキットの家で良かったですとの事でした。
作成者 : 水戸工務店