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「いい家が」欲しいの本を読んで建てられたH様の上棟式

10月22日は我孫子市のH様邸の上棟式を最高の上天気の中で行いました。

朝6時、まだうす暗い時間に当社の大工さんは全員集まって来ます。
作業場で手刻み加工をしておいた、大黒柱、差し鴨居、隅梁、化粧で見える極太径350mm、長さ6mの梁等、皆でトラックに積み込みます。

今はあまり早く現場で仕事は始められない時代になりましたので、資材置き場に移動して朝のコーヒーを飲みながら、建て方の注意、安全に仕事をするように確認をして出発します。

現場は安全に工事をする為に、先行足場を掛けてあります。

プレカットされて来た産地直送の材木は、敷地の中に置くスペースがないので、一階の床の上に積んであります。
まずこの材木をレッカーで家を建てられるように動かします。
最初は手刻みで加工してきた差し鴨居と柱を組み立てます。
一階部分の柱を全部立てておき、胴差を組んで行きます。その上に二階の剛床を張り、汚れないようにビニールを張ります。
又、一階と同じように二階の柱を立て、今度は桁を組み、化粧梁や隅梁を組み立てて行きます。

今現場で仕事をする時には、必ずヘルメットを着用しなければなりません。
私がヘルメットをかぶらずに二階に登って行くと、すかさず真美に「親方ヘルメット!」と怒られました (笑)
私はすごすごと降りて来ましたが、そうか皆安全に気を使って仕事をしているのかと嬉しく思いました。

若い頃は6尺の梁間を飛んで仕事をしたものです。
あの頃はねじりハチマキでヘルメットはなかったんですよ。
昔の事は言ってもしょうがないかな~。

でも無事にH様邸の上棟も終わり、祝宴では息子さんも参加されていましたので、構造材を見ながら、材木の産地や柱の強度、乾燥率など構造材の説明をさせていただきました。

これからが家造りの始まりです。
宜しくお願いいたします。