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今年の仕事始め

1月6日は大工職人一同初顔合わせ。
正月なので、朝は少し時間を遅くし、9時に集合させた。
今年の希望や、抱負を話しました。
昨年の秋以降の景気の後退によって、私たち建築業も全体的に厳しさが増してきました。
こんな時だからこそ、水戸工務店の家造りの熱い思いを込めた仕事をする。
今、自分に出来ることを一つずつしっかりとやって行こう。
①明るく元気に挨拶
②掃除や、道具の片づけをきちんとする
③早く歩く、気持ちよく動く
④だらしのない服装で仕事をしないこと
などを申し渡し、その後、職人の大工道具を点検しました。

私が弟子のときは、正月2日が仕事始め。暮れは12月30日まで仕事でした。
仕事が終わると、毎日道具を欠かさずに手入れした。
ノミ・カンナを研ぎ、鋸には椿油を引いて大事に使ってきた。

昨年暮れの仕事納めのときに、「来年の仕事始めには道具を全部持ってくるように。」と言い渡しておいたので、今年の希望の話しの後、一人一人大工道具の検査を行いました。
さすがにベテラン大工の刃物は良く仕上がっていたのですが、若い大工の刃物は全部研ぎなおしさせ、道具についている汚れもきれいに掃除するように指導しました。
それにしても今は、何でも替え刃がそろっていて困ったもんだ・・・
刃先を取り替えれば、すぐに使えるようになるのですから。
それでも、カンナの台馴らしや、ノミのカツラ直し。いつでも使えるようにしておいてほしいなぁ。
刃物が切れなきゃイイ仕事はできねぇぞ。今度は抜き打ちでもするかな!